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感謝!

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今、胸にポッカリと空いた穴をどうしようもなく感じています。

式場に到着した時はたまたま誰も見当たらずいきなり母の祭壇が目に飛び込んで来た。
母の遺影は最高の笑顔で「来てくれたんかぁ」と優しく語りかけてくれている様で咄嗟に「ただいま」と返事をしていた。
暫く佇んで式場を見渡すと両側の壁沿いには家族兄弟が現在お世話になっている方々からのお花に混じりオレの仕事関係や先輩、友達からのお花が綺麗に並んでいた。
そんな沢山のお花をボーっと眺めていたが母の遺影の前には全く近づけなかった。
それは多分悲しいとか寂しいというより何より怖くて現実をどうしても受け入れられない自分がいたんだと思う。
ゆっくり深呼吸をして再び遺影に目を戻すと何故か引き寄せられる様に一歩一歩足が進み遺影の真ん前に到着した途端にフワッと感情も何も無い涙が溢れたかと思うと頭が真っ白になり号泣していた。
…母への感謝、きちんと親孝行出来なかった事への懺悔、現在の自分自身への反省など様々な感情が一気に溢れて来て暫く立ちすくんでいた。すると「到着してたんかぁ」と後ろから兄貴がやって来て「オカンの顔見たれ」と棺の扉を開けて「な、寝てるみたいやろ?最期はスーッと眠る様に息引き取ったんや」と兄貴が話している中を、寝たきりだった為にもう随分痩せてしまっている母の顔をただ黙って見つめてた。


通夜の席でオレは普段あまりビールを飲まないが、生前母の大好物のビールを親戚や弔問に訪れて下さった方々と昔ばなしなどで大笑いをしながら朝方まで母の為に皆で飲んであげました。

そして告別式を終え、母は灰になり天国に行ってしまいました。


帰りに母の形見として何でもない安物のブローチと髪止めを持って来た。
元気な頃によく付けていた物でブローチは少し壊れかけているが母を強くイメージ出来るそれらにしました。
肉体はこの世になくなってもこの二つは正真正銘オカンの物なんだしこれからもずっと…。


この場をおかりして

皆様のお陰をもちまして、母の葬儀を滞りなく終えることが出来ました。
弔問に訪れて下さった方々、お花や弔電を送って下さった方々、電話やメール、こちらのブログでコメントを下さった方々、式場で携わって下さったスタッフの方々など、沢山の励ましや慰めを頂き本当にありがとうございました。

沢山の方々に見送って頂きオカンはホンマ幸せな人でした。

胸を張って自慢出来る母でそんな母の子供に産まれてオレは幸せです。



オカン!ありがとうな!!