高校時代、仲の良かった友達の１人がケン坊
通学途中は
毎日のようにケン坊の家に寄り、彼を起こしては一緒に朝御飯を食べて学校に行ってたな
試験前になると、ケン坊とマコトとヨシミとイマムラと俺でよく勉強してたこともある
この４人が一番仲が良かった友達だけど
因みに、ヨシミは男だよヨシミのお姉さん２人が、名前の最後に『美』が付くから、ヤツも最後に付けられたと言ってたな
あっ
仲良し勉強会はね…
結局、２・３回で終了
だってさぁ
友達の家で、泊まりで勉強すると…
どの家もお酒公認だからお酒が入って勉強にならないんだよね
マコトなんかは、唯一、国公立大学を狙える成績だったのに…
うちらが邪魔したようなもんだよ
みんなとは、25年以上も連絡を取ってないけど
この４人の中で、俺が最後に会ったのは…
ケン坊
それも…、
仏壇の前だったな
生まれた子が半年も経ってないのに、20代前半で交通事故で他界したケン坊
話をしたら尽きないけど
俺の夢の中に突然現れたんだよね
場面は…
冬の夜の駅前ロータリーで、当たり前のように会話してたら
訳の分からん男に俺が絡まれたんだよね
俺が相手にせず、その場を去ったら…
ケン坊に『お前らしくないな今度、ヤツが絡んで来たら、俺がヤる
』と言われてね
そんな矢先に、絡んで来た奴がまた来たんよ
その時…
ケン坊は、『お前の相手は俺だ』と言って
豪快で綺麗な一本背負いで相手をロータリーのど真ん中まで投げ飛ばしたんだよね
投げ飛ばされた相手は、微動だせず、シンシンと降る雪に埋もれていったんよ
『ケン坊お前…、俺より凄いじゃん』
と言いながら、ケン坊を見ようとしたら目が覚めたんだよね
どうしてケン坊が突然
夢の中に出て来たのか分からないし
どうして冬なのかも分からないけど
田舎に帰ったら、ケン坊に手を合わせに行かないと駄目だな
この世にも、あの世にも、俺が手を合わせないといけない人が随分といるけど
俺も、誰か１人ぐらいには手を合わせてもらえるように
精進しないと駄目だな
通学途中は
毎日のようにケン坊の家に寄り、彼を起こしては一緒に朝御飯を食べて学校に行ってたな 試験前になると、ケン坊とマコトとヨシミとイマムラと俺で
よく勉強してたこともあるこの４人が一番仲が良かった友達だけど
因みに、ヨシミは男だよ
ヨシミのお姉さん２人が、名前の最後に『美』が付くから、ヤツも最後に付けられたと言ってたなあっ
仲良し勉強会はね…結局、２・３回で終了
だってさぁ
友達の家で、泊まりで勉強すると…
どの家もお酒公認だから
お酒が入って勉強にならないんだよねマコトなんかは、唯一、国公立大学を狙える成績だったのに…
うちらが邪魔したようなもんだよ
みんなとは、25年以上も連絡を取ってないけど
この４人の中で、俺が最後に会ったのは…
ケン坊
それも…、
仏壇の前だったな
生まれた子が半年も経ってないのに、20代前半で交通事故で他界したケン坊
話をしたら尽きないけど
俺の夢の中に突然現れたんだよね
場面は…
冬の夜の駅前ロータリーで、当たり前のように会話してたら
訳の分からん男に俺が絡まれたんだよね
俺が相手にせず、その場を去ったら…
ケン坊に『お前らしくないな
今度、ヤツが絡んで来たら、俺がヤる』と言われてねそんな矢先に、絡んで来た奴が
また来たんよその時…
ケン坊は、『お前の相手は俺だ
』と言って豪快で綺麗な一本背負いで
相手をロータリーのど真ん中まで投げ飛ばしたんだよね投げ飛ばされた相手は、微動だせず、シンシンと降る雪に埋もれていったんよ
『ケン坊
お前…、俺より凄いじゃん』と言いながら、ケン坊を見ようとしたら目が覚めたんだよね
どうしてケン坊が
突然夢の中に出て来たのか分からないしどうして冬なのかも分からないけど
田舎に帰ったら、ケン坊に手を合わせに行かないと駄目だな
この世にも、あの世にも、俺が手を合わせないといけない人が随分といるけど
俺も、誰か１人ぐらいには手を合わせてもらえるように
精進しないと駄目だな