火事の中から脱出した俺に、会長が水をかけてくれたこも知らず
消防車の消火活動の中で、俺は救急隊員の肩を借りて救急車の中へ

逃げてきた俺を見た会長は
『顔が真っ黒で
髪の毛が全部縮れてたんだぞ
』
と言ってたけど
かなり動揺してたから
自分のことなど分からなかった
ただ、足の裏の皮が半分近くおもいっきり剥がれて
剥がれてる皮に小石やゴミが付いていたから足の裏が尚更痛くてね
だから、その皮を自らおもいっきり剥がしたことは覚えてるよ。
そして…
救急車の中の全ても覚えている
昔の仕事柄、救急車の隊員が聴いてくることは分かってたから、痛いのを我慢して答えていたんやけど…
顔の痛みが我慢できず
『キチント意識は有るけど、顔が痛くて我慢できんから
とにかく顔を冷やして
』
と、救急隊員に言ったら…
『冷やす物がない』
と言う女性隊員
だから
『専門的な物で無くても、ガーゼとか三角巾とか無いの
』
と言ったら、今度は
『水が無い』
と言う女性隊員
『あのさぁ
無い無いじゃなくて
何でも方法はあるやん
こんな状態なんやから、水は貰えるし、貰えなかったら消防車にあるやろ
』
と、女性隊員に俺はイライラしてたよ
そんな中で、他の隊員がやっと顔を冷やしてくれたんやけど…
『なんで負傷者の俺が指示しないとあかんのかなぁ
』
って思ったよ
で、『ショウさ~ん
救急車出ますよ。5分で病院に着きますから、もう少しです』
と言われたんやけど、
『あれ
救急車が出られない
』
ときたもんだ
話しを聞いてると
どうやら、消防車と救急車のコミュニケーションが全く取れて無かったみたいや
もっと早く顔を冷やしてくれてたら、あんなに酷い顔になって無かったと思うのは俺だけかな

消防車の消火活動の中で、俺は救急隊員の肩を借りて救急車の中へ


逃げてきた俺を見た会長は
『顔が真っ黒で


と言ってたけど

かなり動揺してたから


ただ、足の裏の皮が半分近くおもいっきり剥がれて

剥がれてる皮に小石やゴミが付いていたから足の裏が尚更痛くてね

だから、その皮を自らおもいっきり剥がしたことは覚えてるよ。
そして…
救急車の中の全ても覚えている

昔の仕事柄、救急車の隊員が聴いてくることは分かってたから、痛いのを我慢して答えていたんやけど…
顔の痛みが我慢できず

『キチント意識は有るけど、顔が痛くて我慢できんから



と、救急隊員に言ったら…
『冷やす物がない』
と言う女性隊員

だから
『専門的な物で無くても、ガーゼとか三角巾とか無いの


と言ったら、今度は
『水が無い』
と言う女性隊員

『あのさぁ



こんな状態なんやから、水は貰えるし、貰えなかったら消防車にあるやろ


と、女性隊員に俺はイライラしてたよ

そんな中で、他の隊員がやっと顔を冷やしてくれたんやけど…
『なんで負傷者の俺が指示しないとあかんのかなぁ

って思ったよ

で、『ショウさ~ん

と言われたんやけど、
『あれ


ときたもんだ

話しを聞いてると


もっと早く顔を冷やしてくれてたら、あんなに酷い顔になって無かったと思うのは俺だけかな
