我がツインズ…次男編

最近の出来事らしく

友達からSOSが次男にあったらしい


その友達は、更に友達の友達からのSOSを受けて、１人ではどうにもならんから次男に助けを求めて連絡したらしいんやけど

次男にとっては、現場でSOSを出してるのは、友達の友達の友達やから見知らぬ相手


最初は、そんなことには関わりたくないと断ってたのに…

頼みに頼まれ、押しに押されて引き受けてしまったアホな息子

SOSの内容は、女の子が大勢の男に囲まれて危ないと言うことらしいが、詳しいことは分からない


でね、息子達が助けに行ったら、結構な人数が女の子を取り囲んでたらしいけど

SOSを発した男の子が、いろんな人に連絡したらしく

助けに赴いた方が遥かに人数が多かったらしい


現地に着いた息子は、ホンマに関わりたく無かったから、揉み合いになりそうな大勢の後ろに、ポツンと腕を組んで立っていたら

『お前が、このグループの頭か』

と、相手から勘違いされたんやって


まぁ、腕を組んで偉そうにしてたら勘違いされてもおかしくないけど

『俺は違うし、事情が全く分からないから取り敢えず今は見てるだけ』

と、息子が答えた時…

パトカーが集結してきたんやって

その瞬間、蜘蛛の子を散らすように一斉にみんなが逃げたんやけど

その時に、息子は友達と絡まり転けて膝を強打

友達も強打し、２人で流血


そんなんやから、逃げ遅れて警察署に連れていかれた息子


流血した２人やから警察官からは

『お前ら、なんで喧嘩したんだ』

と聞かれたらしいけど

『喧嘩してないですお互いに友達同士なんで』

と苦笑いしながら答えたらしいよ

結局、誤解は解けて無事に帰ってきたんやけど、最後まで状況が全く飲み込め無かったみたいや


ただね…、事情聴取中に、

『俺の親父、昔は機動隊で１中隊の中隊伝令やってたんですけど知ってますか？』

と、全く関係ないことをお巡りさんに聞いたらしい


もう27年前の話を持ち出したところで、どうにか助かる訳でもないし何にもならんと言うのに

奴は何を考えてるんや

ましてや、俺なんか忘れられてるはずや


イヤッできるものなら忘れていて欲しいよ

なんせ、遠い過去やからね


が、しかし

27年経った今でも、あの頃の俺を知ってる奴が、何人かいたらしい

同期なのか誰なのか分からんけど

俺自体が、同じクラスの仲間を殆ど忘れてるからね

ましてや、機動隊で同じ釜の飯を喰った同僚さえも殆ど覚えてない始末や


まっそれなりに前代未聞の伝説を作ったから

あの頃の俺を越えた隊員が長年居なければ…

覚えられても仕方ないかもしれない


それにしても、俺の名前を出すなんて相変わらずアホな息子や


でもね一番子供らしい子供だと俺は思うんよ


来年は、国家試験の次男

昼間フルに仕事しながら、夜間の専門学校に通って3年目になる

正直、あいつがここまで頑張るとは思わなかったけど

国家試験の結果がどうであれ

この3年間は、奴にとって大きな経験になってることは間違いないな