3人の中では、一番感受性が強くて精神的に脆い次男
だけど、一番優しくて社交性があって、子供らしかったな

やることなすことが、俺の子供の頃に似てるもんやから
叱っても笑ってしまってたもんです
なんかさぁ、昔の自分を叱ってるみたいで
思わず吹き出してしまうんよ
上の2人の成績が優秀やから
勉強に関してはいつも劣等感を抱いた次男
だけど…
スポーツだけは万能

ホンマに、昔の俺や
だから、次男の気持ちは俺なり良く分かるんよ
成績に煩かった元奥さんと、俺の教育方針は対照的やから
我が子達は、子供なりにいろん思いをしたはずや
昨日、娘からいろんな話を聞かされた時…
『お父さんはね
あいつなりに良く遣ってると思ってんだよ
おまえとお兄ちゃんは、誰に認められなくても、自分の信念を貫けるタイプやけど
あいつは違うから
いつも誰かに認めて貰わないと自分の力をフルに発揮できないんよ
確かに、まだまだやけど
あいつは物凄く頑張ってると思うよ
無事に進級試験に合格したことも、柔道初段を取ったことも写メ付きで連絡が来た時…
進級試験の平均点が85点だったことを物凄く悔しがってた
それって成長の証だよ
昔のおまえやお兄ちゃんなら分かるけど
あいつにとっては悔しがるより喜ぶ点数だったはずやろ
それを悔しがるんやから、たいしたもんや
まっ
1・2年で選抜されて勝ったことや、柔道初段取得を自慢気に教えてくれてた時は
「お父さんは二段やから
来年、二段を挑戦しろ

おまえならできる


きっとな
」
って言っておいたよ
あいつは、お父さんのその言葉だけで、お父さんの言いたいことが分かる奴やからね
』
高校を卒業するとき、進路が決まってなかった次男は、物凄く焦ってたから
『おまえが本当に遣りたいことや遣ってみたいことならいいけど
周りを気にし過ぎて自分を失うなよ
アルバイトでいいやん
今は、いろんなアルバイトを経験して自分自身の適正を知るようにしなよ
』
と言ったことだけは覚えてる
卒業してからの2年間は次男なりに学んだはずや
だから、今の専門学校を頑張れてるんやと思う
昼間は仕事して、夜は専門学校
元奥さんに家を追い出されたから
殆んど自分の給料で賄ってる
後1年、頑張ったら卒業や
マッサージ師の資格を取りたくて、専門学校に入ったけど、
柔道整復師の専門学校とは知らんかった
これから先…
次男の未来は分からんけど
今までの努力と頑張りは、必ず未来の次男の糧となり自信に繋がるはずや
そのことだけは、何があってもどんな時も忘れないで欲しいと思う
俺ね…
天国の親父が脳梗塞で術後に見舞いに行った時
ツインズは3歳だったんよ
あの時…
歪んだ親父の顔を見て俺自身が一瞬驚き
長男とツインズの娘は、病室で泣いたり
恐がったりして
親父に近づこうとしなかったけど
次男だけは、
笑顔で『じぃ~じ
じぃ~じ
』と言いながら、
小さな手を親父に差し伸べてくれたことを
今でも忘れてないし
とっても感謝してるんだ
本人は覚えてないらしいけどね

だけど、一番優しくて社交性があって、子供らしかったな


やることなすことが、俺の子供の頃に似てるもんやから

叱っても笑ってしまってたもんです

なんかさぁ、昔の自分を叱ってるみたいで


上の2人の成績が優秀やから


だけど…
スポーツだけは万能


ホンマに、昔の俺や

だから、次男の気持ちは俺なり良く分かるんよ

成績に煩かった元奥さんと、俺の教育方針は対照的やから

我が子達は、子供なりにいろん思いをしたはずや

昨日、娘からいろんな話を聞かされた時…
『お父さんはね


おまえとお兄ちゃんは、誰に認められなくても、自分の信念を貫けるタイプやけど

あいつは違うから

いつも誰かに認めて貰わないと自分の力をフルに発揮できないんよ

確かに、まだまだやけど


無事に進級試験に合格したことも、柔道初段を取ったことも写メ付きで連絡が来た時…
進級試験の平均点が85点だったことを物凄く悔しがってた

それって成長の証だよ

昔のおまえやお兄ちゃんなら分かるけど


それを悔しがるんやから、たいしたもんや

まっ


「お父さんは二段やから



おまえならできる



きっとな

って言っておいたよ

あいつは、お父さんのその言葉だけで、お父さんの言いたいことが分かる奴やからね

高校を卒業するとき、進路が決まってなかった次男は、物凄く焦ってたから
『おまえが本当に遣りたいことや遣ってみたいことならいいけど

周りを気にし過ぎて自分を失うなよ

アルバイトでいいやん

今は、いろんなアルバイトを経験して自分自身の適正を知るようにしなよ

と言ったことだけは覚えてる

卒業してからの2年間は次男なりに学んだはずや

だから、今の専門学校を頑張れてるんやと思う

昼間は仕事して、夜は専門学校

元奥さんに家を追い出されたから

殆んど自分の給料で賄ってる

後1年、頑張ったら卒業や

マッサージ師の資格を取りたくて、専門学校に入ったけど、
柔道整復師の専門学校とは知らんかった

これから先…
次男の未来は分からんけど

今までの努力と頑張りは、必ず未来の次男の糧となり自信に繋がるはずや

そのことだけは、何があってもどんな時も忘れないで欲しいと思う

俺ね…
天国の親父が脳梗塞で術後に見舞いに行った時

ツインズは3歳だったんよ

あの時…
歪んだ親父の顔を見て俺自身が一瞬驚き

長男とツインズの娘は、病室で泣いたり


親父に近づこうとしなかったけど

次男だけは、
笑顔で『じぃ~じ


小さな手を親父に差し伸べてくれたことを

今でも忘れてないし


本人は覚えてないらしいけどね
