札幌の雪まつりが今日から始まったらしいね
この時期は天国の親父の命日にあたる
親父が他界してから20年…
札幌の雪まつりが始まると
まだ、つい最近のことのように思い出してしまう
夜に危篤の知らせを受けても、直ぐに行ける距離やないから
翌朝、朝一の飛行機
で向かうことにした
でも
どの飛行機
も満席

札幌の雪まつりが頭に無かったから
『この時期に何で満席
』
と思いながら搭乗できる飛行機に乗ったもんだよ
千歳空港から札幌に急行で向かってる時
隣に座ってた人が
『あの…、すみません!札幌市役所は分かりますか?』
と聞いてきたので
『近くまで行きますから、降りたらご一緒にどうぞ
』
と答え
札幌駅から市役所まで案内してから病院
に向かったな
その人ね、沖縄から来られて
沖縄のお土産品を雪まつりで販売する人だったんだよ
そんな話を聞いた時に、札幌の雪まつりをスッカリ忘れてて
飛行機が満席
だったのが分かった俺です
親父が危篤状態なのにもかかわらず市役所まで遠回りしたけど
あの時に案内して無かったら…
俺は親父に怒鳴られたかもしれない
と、今でも勝手に思ってます
市役所を案内した人から当時販売する
『星の砂』
のキーホルダーをいただいてね
とっても小さな瓶2つに、星の形をした砂がいっぱい入ってた
それを握り締めて病院に駆け付けた時…
親父は
自発呼吸はしてたけど、目はゼリー状になってて意識など無かったよ
田舎を出た時
『親の死に目には会えると思ったら駄目だし
父さん母さんも、お前の死に目には会えるとは思ってないからな
』
と言われてた親父の言葉
その意味は、俺なりによく理解してたから分かってたよ
だからこそ、親父の意識が無くても
死に目に会えたことが俺は嬉しかったな
沖縄の人からいただいた星の砂…
小瓶が割れて病院の廊下一面に星の砂が散らばった時に
親父は天国に行った
俺が世界で一番尊敬してる人なんだよ

それは今もこれからも変わらないな


この時期は天国の親父の命日にあたる

親父が他界してから20年…
札幌の雪まつりが始まると

まだ、つい最近のことのように思い出してしまう

夜に危篤の知らせを受けても、直ぐに行ける距離やないから

翌朝、朝一の飛行機


でも




札幌の雪まつりが頭に無かったから

『この時期に何で満席

と思いながら搭乗できる飛行機に乗ったもんだよ

千歳空港から札幌に急行で向かってる時
隣に座ってた人が
『あの…、すみません!札幌市役所は分かりますか?』
と聞いてきたので
『近くまで行きますから、降りたらご一緒にどうぞ

と答え

札幌駅から市役所まで案内してから病院


その人ね、沖縄から来られて


そんな話を聞いた時に、札幌の雪まつりをスッカリ忘れてて

飛行機が満席


親父が危篤状態なのにもかかわらず市役所まで遠回りしたけど

あの時に案内して無かったら…
俺は親父に怒鳴られたかもしれない

と、今でも勝手に思ってます

市役所を案内した人から当時販売する
『星の砂』
のキーホルダーをいただいてね

とっても小さな瓶2つに、星の形をした砂がいっぱい入ってた

それを握り締めて病院に駆け付けた時…
親父は

自発呼吸はしてたけど、目はゼリー状になってて意識など無かったよ

田舎を出た時
『親の死に目には会えると思ったら駄目だし


と言われてた親父の言葉

その意味は、俺なりによく理解してたから分かってたよ

だからこそ、親父の意識が無くても


沖縄の人からいただいた星の砂…
小瓶が割れて病院の廊下一面に星の砂が散らばった時に

親父は天国に行った

俺が世界で一番尊敬してる人なんだよ


それは今もこれからも変わらないな

