ふぅ～…疲れたぞ

取り敢えず、最低限の予定までカッター工事ができたから良かった


カッター屋さん…

口は達者で、いい機械を使ってるのに

手順が悪い

無駄な動きが多過ぎるから遅いんだよね


ず～っと、その遣り方をしてきてたんだろうから

指摘しても、自分の遣り方を変えようとしないんだよね


でね…

『この遣り方が自分では一番良い方法だと思ってるようだけど

ﾁｮｯﾄだけ俺が言ったようにやってみてよ

嫌なら遣らなくても構わないけどその分、遅くなっても知らないし

言い訳はさせないよ

俺の言った通りに遣って終わらなかったら、俺はいくらでも責任取れるけど…

どうします』


と、カッター屋さんに聞いたら


本人のプライドが許さなかったんだろうな


午後からも自分の遣り方を曲げなかったよ


少ししたら『水が無くなってきたから…』と俺に言ってきてね

水が無いとカッター工事ができないから本人には適当なところで終わらせようとしたんだと思う


だけど…

そうは問屋が卸さない


他の現場では許されても、うちの現場は許されないことを知ってもらわないといかん


今までのカッター屋さんは、今日のような人は誰一人居なかったのになぁ…

と、思いながら

『タンクに水を汲んでくるから切ってて』

とカッター屋さんに言ったら驚いた顔をしてたよ


水を汲んで来てからかな…

『次はどうやって切りますか？』

と態度が変わったのは


だから…

『次は、車はあそこに置いてここから、この順番で切って、それから車を移動して…

あそこは好きなように切っていいけど、ここは二度手間にならないようにここが先で、次はこっち、それからこの順で…』

と、言ったら、

俺が言うやり方をやってくれたよ


それも最後まで



思った以上に、最低限の場所まで早く切り終わったから　

当初の予定までカッターを入れるかどうか迷ったよ

迷ったけど、もう水を汲んでる時間が無いし

途中で水が無くなったら中途半端になるから、キリのいいところで止めました

カッター屋さんの作業日報にサインをする時…

『カッター屋をやってた経験が有るんですか』

と聞かれたけど

『無いよ無いけど、いろんなカッター屋さんと仕事してきて見てきたからね

如何に「より安全に」「より能率良く効果的にできるか」を場面場面で考えてるだけだよ

｢これでいい」じゃなく「もっと良い方法は…」と思うようにして仕事すればあなたは今より腕が上がるはずだよ』

と、余計なことを言ってしまったよ



『また宜しくお願いします』

と言われてもそちらの会社が決めることだからね　

できれば、今までの３人の誰かに来て欲しいもんだよ