珍しいと言うか…

これで二度目…

何が二度目かって



兄貴の携帯からの電話だよ


何年前かに教えてくれたけど、携帯から電話がかかってきたことは一度も無いんだ

全部、自宅からだったよ


『今日、手紙が届いたよ』

と言う連絡だった


手紙の一部に、

『いろいろと言いたいことは有るけど、面倒くさいから書かないよ。』

と文面を書き込んだ

兄貴は

『何にも言わなくても言いたいことは分かるから…』

と言ってくれたけど

近からず遠からずだったな


面倒くさいから俺は返事しかしなかっただけど…




ありがとうm(__)m




一番上の兄貴とは、6つ離れてて

俺が高校時代に、お互いが骨折するほどの兄弟喧嘩をしても

兄貴は兄貴だからなあ


俺よりはるかに喧嘩が強いのに

そんな兄貴に立ち向かう俺も俺だけど

五分五分で終わったのは…

親父が目の前に居たからだよ


そうじゃ無かったら…


こてんぱんにヤラレテたよ




それより…

兄貴が

『母さんからの伝言だけど、

いい人が居るなら誰でもいいから一緒になりなよ。って言ってるから遠慮しないで付き合え』

と、言ってきた


その後に、すぐにおふくろに変わり、おふくろも同じことを言うから

『母さんも、いい人が居たら一緒になれば』

って言い返したら

『母さんは、もう長くないけどおまえはまだまだ若いんだから』

と言われたよ


昭和10年生まれのおふくろ


まだまだ長生きして欲しいと思う


俺は…


俺で生きていくから大丈夫


でもね



いつか、


親父の墓の前で一緒に手を合わせられる人が現れたらいいな