自分の力を発揮できそうな仕事に取り組む時は誰でも

『頑張ろう!』

と、体の底から意気込みが沸いてくるものだよ。

ところが…

どんなに頑張っても前に進まず空回りしてしまう人も中にはいます。

また、自分の中では物凄く頑張ってるんだけど、周りからみるとなんだか同じことを繰り返してるようにしか見えないことだってあります。


こんな時は、一度立ち止まって、少し離れたところから全体を眺めるようにしてみようよ。


例えば、陸上のトラック競技などでは、先が見えると力の配分が分かるし、ラストスパートも全力でかけられるよね。

山登りだって地図や磁石を持っていれば、自分の居場所から山頂までの時間が読めるから

体力と時間を見ながら、休憩する場所や頑張る場所が分かり、自分のペースで頑張ることができます。

トラック競技にはゴールが見えるし、山登りには地図や磁石や天気予報なども有るけど…

仕事の場合は、そうした役割を果たしてくれるものは無いんだよ。

確かに最初のうちは先輩や上司が似たような役割をしてくれるけど、いつまでも続くものではないんだ。


では、どうするか…?


ここでものを言うのが経験なんだよ。

頑張り通した経験が無い人には

どこまで頑張ったらゴールが見えるか?

どこまで無理をするとダウンしてしまうのか?

それが分からないんだ。


こうした判断をできるようになるには、一度ギリギリまで頑張ってみて、

自分なりの物差しを持つことが必要なんだよ。

そうすることによって、本来の力を発揮することができるし

心地よい達成感を味わうこともできるんだよ。


そういう時はね

『頑張ったのに誰も褒めてくれない』

と言う気持ちはどこかに消えてるはずだよ。


頑張ってる人に『頑張れ』と言うのは、とっても失礼だけど…


自分なりの物差しを持ってないと空回りしてしまうから気を付けなよ。


ただ、頑張り方は人それぞれだから、ひとつの参考になればいいかな…。