経験とか体験は、なにも波瀾万丈でドラマチックなものだけとは限らないんだよ。

なにげない日常生活の中にも必ず、何かの大切なメッセージが有ることに気付いて欲しい。

肉眼で見る月と望遠鏡で見る月では、同じ月でも違うように

日常生活でも同じようなことが言えるんだよ。


毎日、同じことの繰り返しの平凡な日常生活の中に

『経験』のうちに入らないと思っていても、

少し視点を変えてみると

平凡な日常生活の中に経験として捉えることはたくさんあるものです。


例えば…

嫌いな上司との関係を『嫌だ嫌だ』と嘆いてるだけと、『こういう上司とはこう付き合おう』とか『仕事とは、こういうものだ』などと

己の格言として整理することも、ひとつの立派な経験ななるんだよ。


こうした格言を作ることができる人と、できない人とではいつの間にか差が出てきます。

どんな些細な経験をも見逃さず、

意味のある経験として、自分の血や肉にしていくことが大事。

ドラマチックなものでないと経験とは呼べないと思い込むのはもうやめようよ。

本当の意味の経験は、なにげない日常の中だからこそあるものなんだ。

そして、ドラマはあなた自身で作るもの。

主人公はあなたなんだからね。