他人が認めてくれなくても、褒めてくれなくても

『自分を認めて褒めてあげること』

これは、とっても大切なことで忘れてはいけない。

だけど…

『私って結構ヤルじゃん!』とか『うん!頑張ったな…』などと

何気に、自分を褒めたり、慰めたりしたてる人は

気が付かないうちにしてる人が、案外多いような気がするよ。


昔、『自分をほめてあげたい』と言った女子マラソン選手の言葉は

マラソンが自分の生き甲斐であり、誰かにさせられたのでも無く、自分が走りたいと思って頑張ったのだから

他人の賞賛より、自分を自分で褒めたのが良く分かる。

自分の遣りたいことに対して、何年も厳しいトレーニングを続け、晴れの舞台で満足のいく実力を出し切れた、自分へのねぎらいの言葉。

それが、

『自分をほめてあげたい』

この言葉は多くの人が共感を抱いたはずだよね。



だけど…

遣りたくない仕事ばかりやっていて、頑張っても上司があまり認めてくれないとき、

『こんなに一生懸命やってるだから自分を褒めてあげよう。

どうせ誰も認めてくれないし褒めてくれないし…』

と言うことが続くと、

だんだん視野が狭くなってしまうことに気が付いて欲しい。


自分を励ましたり、褒め称えることはとっても必要だけど…、

そういう想いで仕事をしている姿は、

はたから見ると、

『一人で髪を振り乱して何をやってるんだろう?』

と思われがちになり、職場では浮いた存在にもなりかねないんだ。


勿論、こうなってしまったとしても本人に非があるわけじゃない。

自分の頑張りが報われないことに業を煮やした結果にしか過ぎないだけのこと。


それが、ひとりよがりな方向に傾き過ぎると危険だと言うことも知っていてほしい。


ただね…


それでも、良い上司や素晴らしい仲間に恵まれていたら

頑張ってきたことは、どんな頑張りでも、ひとりよがりでも必ず報われるものだよ。