全てが思うようにいかない。

どうしていいか分からない。

そんな時の我慢のし過ぎは逆効果になることが多い。

思い切って、自分の苦しさや辛さ、哀しみや切なさを涙を流して体の外に出してしまうと、

以外に見えてくる答えがある。

それは、あくまでも方法手段のひとつにすぎないけど…

もうひとつの方法もある。


それは、信頼できる人に話すこと。

言葉を口から発することによって

解決しなくても楽になれることがあるよ。


ただ、気を付け欲しいのは話す相手を間違えないこと。


昔…

『人に相談できるなんていいね。私(俺)なんか、立場が有るから弱音を吐けないよ』

とか

『これまで、ずっと一人でやってきたから、今更、泣き言なんて言えないよ。

今まで自分でやってこれたんだから…』

などと言われたことがある。

実際、俺もその中のひとりに属するタイプ。


でも、本当にひとりで解決したのか…?

と、よく考えてみると

その時々で誰かかしらに助けてもらってた。


彼女や家族や子供達だったり、友達や上司や職場の仲間だったり、誰かが書いた本だったり、動物だったり、通りすがりの人だったり、等々…

直接的間接的に関わらず、なんらかの形で、その瞬間に救われたのは事実だよ。


確かに、最後の決断を下したのは自分自身だけど、そこに至るまでの全てが、ひとりだった訳じゃない。


自分の立場を大切にしたい気持ちは分かるよ。

でも、どうにもならくなった時…

言葉が悪いけど、あなたが意地を張り通したとして…

誰かがいい思いをするだろうか?

誰かが救われるのだろうか?

立場を失ったからといって、誰かに迷惑をかけたり困る人が出てくるのかな?

今のあなたに、クールになりなさいと言っても、聞く耳を持たないだろうけど

お酒の力を借りてでも構わないから、誰か、あなたの話を否定も肯定もせず、黙って聞いてくれる人がいてくれたらいいね。


職場は、誰かが本音をこぼすぐらいの方が、かえっていい時もある。

自分が居なくても、会社は会社で変わらずに遣っていくものだよ。


だから…

全てが思うようにいかなくて、どうしていいか分からないとき

ひとりで我慢することが本当にいいことか?を、もう一度考えてみようよ。


ひとりで我慢しないと、自分の気が済まないなら、それはそれで構わない。

俺のように、三番目の自分を作り出す方法もあるからね。

だけど…

それでも駄目な時も有るし、精神的負担はかなりのもんだよ。


人に話すことは、

硬くなった心を意外と軟らげ、あなたが本当はどうしたいかを気付かせてくれる手段でもあるよ。