目が疲れた…

案の定最後は暗い中での仕事になったよ


真っ暗では無いけど


仕上がりの良し悪しが見えないから分からない


最後は勘だよ



ホーヤ君が

『迷惑をかけてスミマセン』

と、言ってたけど…


誰が悪いとかじゃないよ

昔から、現場には魔物が居ると言われるぐらい、なにが起きても不思議では無いから

それを、事前に危険余地して何事も無く、当たり前のように現場を終わらせてただけのことだよ


ガードマン時代から付き合ってる業者さんから

『異端児さん他人事のように思ってないかない』

と言われたけど

『遣ってしまったのはしょうがないしこれで済んだから良かったじゃん

誰がが病院に運ばれたとか、交通事故を起こしたとか、住宅を壊した訳じゃ無いからね

壊してしまったものが、お金で解決できるなら、それでいいし

まして、水道なんて公共だから修理費を、ぼったくられることは無いからね


こんな時に、一番凹んでるのは本人だから、俺たちがホローしないと可哀想じゃん

本当に、人身に関わらないだけ良かったよ』

と言い返したら…

『まっそうなんだけどさ

そう言えば、異端児さんがガードマン時代の頃は、

隊員の交通誘導のミスで事故を起こしたり隊員が自衛隊のトラックに跳ねられて生死をさ迷ったり

逆に交通事故死の加害者になったりと

本当に、いろんな事故処理を全部一人でやってたから

こんなのは、たいしたこと無いよな』


って言われたよ



確かに…


いろんな処理を一人でやってきた


本当に人の命に関わる事故処理ほど大変なことは無いよ



『そうだよ神社の松の枝を折ったり電柱にぶつかったりU字溝を壊したりするのなんかたいしたことないもんね』

って、その人に言ったら

『それを言うな』

って笑い話しで終わったよ




ホーヤ君

必要以上に自分を責める必要は無いし責めてはいかんよ


今回のことは良い勉強になったから、君なら二度と同じことはしないはずだよ


専務はね…

何も言わないし、何も言って無いよ


もし思ってることがあるとしたら…

『何やってんだよ』

では無くて

『ホーヤ君には良い勉強になったな』

と、思ってるだけだよ


あの人は、そう言う人だから、二度と同じことをしないようにしようよ


気持ちを入れ替えて、明日も頑張ろうぜ



大丈夫だよ