今日で、まる1年が経ったな
記念日と言えば記念日になるけど
決して、めでたい日では無いから
去年の今日は…
離婚届けを提出して、正式に離婚した日だよ
家も車も全ての名義を元奥さん名義に変更して別れたけど…
協議離婚と言えど、結婚より面倒だったな
協議離婚で、これだけの思いをしたのだから、調停になんかなったら
もっと大変なんだと思う
不動産の有無や子供達の年齢や奥さんの収入などで、離婚も簡単にできたりできなかったりするんだろうな
離婚を決めてから7年かかったけど…
これで良かったよ
離婚する1年ぐらい前に
元奥さんは膠原病にかかり、不治の病と宣告されても…
離婚の意志は変わらなかったから
俺は本当に冷たい奴だよ。
この時は本当にいろんなことが有ったけど…
子供達と1年半振りに過ごした4ヵ月間は、我が子の成長を感じた時でもあり
更に離婚の決意が固まった時でもあったな
『お父さん
これじゃ離婚できないね
』
と娘の一言から、久しぶりに子供達と毎日のように話をしてたよ
元奥さんが病気と闘ってる時に、離婚の後押しをする我が子達もどうかと思うけど
それだけ子供達は自立してるんだなと思ったよ
長男は就活の最中で、ツインズは卒業と、その後の進路が有ると言うのに…
本当に凄い奴らだと感心したよ
ツインズが
『お見舞いに言ったら、お父さんに謝らないと…って、お母さんが言ってたよ』
と言われた時
『謝るのは、お父さんの方だよ』
って答えたら
『だったらさ、二人で向き合って土下座すればいいじゃん
』
と笑いながら言い返すツインズ
長男は長男で、人としてどうかと…
と、思うような発言をするし
三人して言いたい放題にはまいったけど
それ以上に元奥さんを心配して見舞いに言ってたから優しさ満点の奴らだよ
閉鎖病棟から大学病院に戻る時
『退院したら、きちんと話し合おね。ずっとご飯を作ってくれてありがとう。
今まで本当にいっぱいごめんね』
と謝られた時は胸が詰まった瞬間だったよ。
『謝るなよ。悪いのは全部俺だから。
今は、退院することに専念しなよ。
おまえは看護のプロだけど医者じゃ無いんだから、きちんと主治医の指示に従わないといかんぞ。
そうじゃないと、また副作用が起きるから病人は病人らしくしないとな。
子供達や主治医から一通り話は聞いてるから、敢えて俺からおまえに言わせて貰ったよ。』
と、移動中に言ったことだけは覚えてる。
退院してからも、思うように動けずにいたから、俺も暫くは家に通ってた。
仕事が終わったら家に戻り、ご飯を作ったら寮に帰るという家政婦のような日が続いたな。
子供達が
『お母さんが煩くなってきた』
とか
『病気の方が優しくて良かった』
などと聞くたびに
元気になってきたな
って思ったな
いつの日か、元奥さんが台所に立つようになってきて
味付けもしっかりしてきたから家には戻らなくなったよ
そして、元奥さんが職場に復帰して数ヵ月後に離婚の話し合いをした
その時ね、
あの移動中の元奥さんは何処に行ったのやら…
って感じだったから、やっぱり離婚して良かったと、つくづく感じたよ
『子供達にとっては本当にいい父親で認めざるを得ないけど、私にとっては違うから…』
と、最後の最後まで言われたな
確かに
そうだよね
あなたは正しくて、俺が全部悪いんだよ
だから離婚する
それでいいじゃん
それに、子供達が賛成してくれてるのだから
そして、あなたはずっといい人でいて下さい
俺は悪者になることには慣れてるから大丈夫です
ただね
こんな悪者でも
子供達はそう思って無いことだけは
申し訳ないけど
悔しくても事実だからね

記念日と言えば記念日になるけど

決して、めでたい日では無いから

去年の今日は…
離婚届けを提出して、正式に離婚した日だよ

家も車も全ての名義を元奥さん名義に変更して別れたけど…
協議離婚と言えど、結婚より面倒だったな

協議離婚で、これだけの思いをしたのだから、調停になんかなったら


不動産の有無や子供達の年齢や奥さんの収入などで、離婚も簡単にできたりできなかったりするんだろうな

離婚を決めてから7年かかったけど…
これで良かったよ

離婚する1年ぐらい前に
元奥さんは膠原病にかかり、不治の病と宣告されても…
離婚の意志は変わらなかったから

俺は本当に冷たい奴だよ。
この時は本当にいろんなことが有ったけど…
子供達と1年半振りに過ごした4ヵ月間は、我が子の成長を感じた時でもあり

更に離婚の決意が固まった時でもあったな

『お父さん


と娘の一言から、久しぶりに子供達と毎日のように話をしてたよ

元奥さんが病気と闘ってる時に、離婚の後押しをする我が子達もどうかと思うけど

それだけ子供達は自立してるんだなと思ったよ

長男は就活の最中で、ツインズは卒業と、その後の進路が有ると言うのに…
本当に凄い奴らだと感心したよ

ツインズが
『お見舞いに言ったら、お父さんに謝らないと…って、お母さんが言ってたよ』
と言われた時
『謝るのは、お父さんの方だよ』
って答えたら
『だったらさ、二人で向き合って土下座すればいいじゃん

と笑いながら言い返すツインズ

長男は長男で、人としてどうかと…
と、思うような発言をするし

三人して言いたい放題にはまいったけど

それ以上に元奥さんを心配して見舞いに言ってたから優しさ満点の奴らだよ

閉鎖病棟から大学病院に戻る時
『退院したら、きちんと話し合おね。ずっとご飯を作ってくれてありがとう。
今まで本当にいっぱいごめんね』
と謝られた時は胸が詰まった瞬間だったよ。
『謝るなよ。悪いのは全部俺だから。
今は、退院することに専念しなよ。
おまえは看護のプロだけど医者じゃ無いんだから、きちんと主治医の指示に従わないといかんぞ。
そうじゃないと、また副作用が起きるから病人は病人らしくしないとな。
子供達や主治医から一通り話は聞いてるから、敢えて俺からおまえに言わせて貰ったよ。』
と、移動中に言ったことだけは覚えてる。
退院してからも、思うように動けずにいたから、俺も暫くは家に通ってた。
仕事が終わったら家に戻り、ご飯を作ったら寮に帰るという家政婦のような日が続いたな。
子供達が
『お母さんが煩くなってきた』
とか
『病気の方が優しくて良かった』
などと聞くたびに

元気になってきたな

って思ったな

いつの日か、元奥さんが台所に立つようになってきて

味付けもしっかりしてきたから家には戻らなくなったよ

そして、元奥さんが職場に復帰して数ヵ月後に離婚の話し合いをした

その時ね、
あの移動中の元奥さんは何処に行ったのやら…

って感じだったから、やっぱり離婚して良かったと、つくづく感じたよ

『子供達にとっては本当にいい父親で認めざるを得ないけど、私にとっては違うから…』
と、最後の最後まで言われたな

確かに


あなたは正しくて、俺が全部悪いんだよ

だから離婚する

それでいいじゃん

それに、子供達が賛成してくれてるのだから

そして、あなたはずっといい人でいて下さい

俺は悪者になることには慣れてるから大丈夫です

ただね

こんな悪者でも


申し訳ないけど

