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発達障害、自閉症、知的障害、子育て全般などについて、実際の支援を通してわかってきたこと、感じたこと、色々なことをお伝えしていきたいと思います!子育て中のママさん、福祉・教育の現場の職員さん、また福祉に興味関心のある方、色んな方と交流してきたいです!

自閉的傾向のある利用者さんとのエピソードです。

『Yさんとわたし その1』は コチラ


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その4

YさんがどうしてそんなにUSJのコピーを欲しがるのか、
私はある仮説を立てました。
それは、

『USJのコピーが欲しいんじゃなくて、
私の気持ちが欲しいんじゃないだろうか?』

ということ。
「え、何で?」という感じかもしれませんが、どういうことかというと、
まずYさんがコピーをするために私を事務所へ連れてきた、
その理由を考えてみました。
コピーをするためには事務所へ来なくてはいけなくて、
いつもなら2階の活動部屋で私に
「このコピーをしてきて」というように、Yさんがチラシなど渡してくれ、
Yさんは2階の部屋で待っています。
なのに、この日は事務所まで一緒にきてコピー機から離れません。
もしかしてYさんは、私を2階の活動部屋から離し、
事務所まで移動させたかったのではないかと考えました。
そうすることで、Yさんは他の利用者の方がいる部屋から離れ、
私と2人きりになりたかったのではないかと考えました。
そして、もしその仮説が正しかったのだとしたら、
なぜそんなことをしたかったのか考えた時、
私には思い当たる節があったのです。

その思い当たる節とは、『Yさんとわたし その2』にも少し触れているのですが、

『正直Yさんと関わるよりも他の利用者の方と関わる方が楽しいなと、そう思ってしまうことも多かったです。』

この1文。
そこにYさんは困っていたのではないかと思ったのです。

私がYさんの担当になってから、
Yさんは私がいてもいなくても、どちらでも同じような感じに見えて、
全然楽しくなさそうな、無表情な顔でハートマークを描かせる毎日。
私はもっと色々やりとりのできる利用者さんと関わる方が楽しいなと、
正直思っていました。

なのでYさんから見ても、Yさんといる時の私と、
他の利用者さんといる時の私とでは、
他の利用者さんと一緒にいる時の私の方が楽しそうで、
印象が全然違ったのではないかと思います。
Yさんは自分に気持ちが向いてないと感じてたのではないでしょうか。
そこで、ちゃんと自分の方も向いてほしいと、
Yさんは私と2人きりになるべく、コピーという手段を使って、
私を事務所に連れてきたのではないかと考えました。

もし、それが正解だったらどうしよう・・・

そう思い、一瞬言葉がつまってしまいましたが、
思い切ってYさんに聞いてみました。


→その5に続く
自閉的傾向のある利用者さんとのエピソードです。

『Yさんとわたし その1』は コチラ

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その3

Yさんの担当になって1ヶ月ほどしたある日のことでした。
午後の活動をしている時、Yさんが突然私の手をとって引っぱり、
私を事務所へと連れて行ったのです。
Yさんの活動している部屋は2階で、事務所は1階。
わざわざ事務所まで私を連れて行き、
Yさんはそこにあるコピー機の前で座り込みました。
そこで要求してきたのはコピーでした。

Yさんには、コピーに対するこだわりがあります。
気に入ったチラシやパンフレットや箱などがあると、
それをコピーして欲しがるのです。
それを飽きることなく、長いときは数週間欲しがります。

そして、その日もYさんはコピーをして欲しいと、
私にチラシを1枚渡してきました。
Yさんはテーマパークが大好きで、
その時は大好きなUSJのチラシをコピーして欲しいとのことでした。
「あぁ、いつものコピーかぁ」と思い、
渡してくれたチラシを1枚コピーしてYさんに渡しました。
しかし、それでは納得してくれず、コピー機の前に座り込んだまま、
同じものをもう一度コピーして欲しいと要求してきました。
「今日は2枚欲しいのか」と思い、
またコピーをしてYさんに渡したのですが、
それでもまだ座り込んだまま、もう一度コピーして欲しいと、
必死な様子でまたチラシを渡してきました。

「え、さっきもこれコピーしたよ?まだ欲しいの?」そう聞くと、
「もっとコピーして!!」と言わんばかりに、
チラシを強く差し出してくるYさん。
なぜそのコピーがそんなに欲しいのか、それはこだわりなのか、
Yさんのしたいことが何かわからず、
Yさんは何度も私にコピーを要求していました。

もしかしてUSJに行きたいのかと思い、
「USJに行きたいの?」と聞いても反応はなく、
他にYさんがUSJのコピーを欲しがる理由を考えた時、
私はあることが思い浮かびました。
だけど、それが正解だとしたら、
私はYさんになんてひどいことをしてきたんだろうと、
その時一瞬体と心が凍りつくような思いをしました。
YさんがUSJのコピーを欲しがる、本当の理由
それを尋ねることは、私にとって大変勇気のいるものでした・・・。
☆.。.:*・゜.一人ひとりを大切に.。.:*・゜☆

→ その4へつづく
最近ものすごくお仕事が忙しかったのですが、
何をやっていたかというと・・・


重度知的障害で行動障害を伴う利用者の方の、
自己決定と自尊感情を尊重した支援の実践を、
アイ・サポート研究所がお手伝いし、
一つの報告にまとめていました!!


な、なんか、堅っ苦しい感じだぁぁぁぁぁ(((゜д゜;)))


いやいや、堅苦しい感じなんですが、
伝えたいことはそんな堅苦しい感じのものじゃないんです。

どんなに障害が重くても、みんな一人ひとり心を持った人間で、
楽しいことは楽しいし、嬉しいことは嬉しいし、
悲しいことは悲しいし、傷つくことを言われたら心が痛むんです。

でも、それをこちらが受け止めていないんですよね。

なので、しっかりその人を見てみると、
ちゃんとその人は自分の気持ちのサインを出してるんです。
ただ、その出し方が一人ひとり違うだけ・・・。
一人ひとりが色んな方法で出す心のサインを、
そこを私たちは見落としちゃいけないんだって、
報告をまとめるお手伝いをさせてもらって、
再認識させられた気がしますd(`・ω´・+)

パソコンを1日中いじってばかりの数日で、
肩こりひどいし、目もドライアイだし、体もくたくただけど、
とっても勉強になりました!


とりあえず報告のまとめは終わったので、
来週はYさんとわたしの続き書くぞぉ!
ファ━(`・ω・´)━イトォ


自閉的傾向のある利用者さんとのエピソードです。

『Yさんとわたし その1』は コチラ

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その2

Yさんと出会って間もない頃、私はYさんの事をよくわかってないし、
Yさんも私がどんな人なのかわからず、
お互いどんな人間なのかと探りあいのような毎日でした。

Yさんは自閉的傾向があると聞いていたので、
学生時代に自閉症って勉強したなぁと思い、
その頃勉強した本などを参考に、
自閉症の人に対する対応とはどういうものかを、
勉強した本などを参考に仕事から帰って少し勉強をし直しました。

そうしてYさんを見ていると、Yさんはこだわりがたくさんあるし、
毎日カセットテープで同じところばかり何度もくり返し聞いたり、
私に同じことばかりさせたり、
意味のなさそうな言葉を何度も言わせたり、
物の配置のこだわりなどもありました。
そんなYさんを見て、「おお、教科書通り、自閉症の人っぽい」
と思わざるを得ませんでした。
また本やネットで“自閉症の人は体に触られることを嫌う”や、
“目が合いにくい”、“人の世界に無関心”、
“人の表情や感情を読み取るのが苦手”など書かれていて、
Yさんも私がスキンシップをとる事を好まなかったし、目も合いにくく、
私がいてもいなくても同じなのではないかと思うことが多々ありました。

そんなYさんが私に要求してくれるのは、
「ハートマークを描いて」ということ。
Yさんが自分の頬を人差し指でさすと、
それは「ハートマークを描いて」というサイン。
Yさんからの要求はほぼそれだけでした。
しかもそれが何度も何度もあるんです。
他のことをしたり、他に興味を持ってほしいと思い、
何か話しかけても特に反応もなく、
とりあえずハートを描いてとだけ何度も何度も要求してくるYさん。
新米ペーペー支援者の私は、そんな毎日に疲れていく一方で、
なかなかYさんと仲良くなれなくて・・・(-д-;)
正直Yさんと関わるよりも他の利用者の方と関わる方が楽しいなと、
そう思ってしまうことも多かったです。

そんなある日のことでした。

Yさんのあるこだわり行動がきっかけで、
Yさんと私の関係に転機が訪れたのです。
そしてその転機は、私が授業や本やネットで学んできたことが、
必ずしも正解ではないと気づかされ、
その後の自分の知的障害や自閉症、発達障害というものの捉え方、
支援への考え方を大きく変えられることに繋がったのです。

その転機については、また次回お話しします♪

これから少し、私が関わらせてもらって、

私自身が支援者として大切なことを学ばせてもらった、

Yさんとのお話を書かせてもらおうと思います。

(YさんとYさんのご家族にも了承を得ています)



○+。.*.。+○+。.*.。+○+。.*.。+○+。.*.。+○+。.*.。+○



知的障害者通所施設に勤めて、

私はYさんという女性に出会いました。

Yさんは自閉的傾向のある方で、療育手帳はA判定

障害認定区分は区分6の、重度知的障害のある方です。

現在は42歳で、お母さんと一緒に暮らしておられます。

笑顔のとっても素敵な方です(*´▽`*)


Yさんは言葉でお話をされないので、

言葉でのコミュニケーションが難しく

発語のないYさんとのコミュニケーションは、

こちらからの言葉かけと、

彼女からの手話に似た独特のサインでやり取りをしています。


出会った当時、Yさんはこだわりが多く、

毎日コーヒーを何本も買ったり、

色んなパンフレットをたくさん取って持ち帰ったり、

いつもカセットテープで同じところばかり聞いたり、

自分が気になったものがあれば、

信号もかまわずに走って見に行ってしまったり、

自閉症の人のこだわりとしてよくあげられる

物の配置のこだわりなどももちろんありました。

思うようにならない、こだわりを制止されるなどすると、

自分の頭を叩いたり手を噛む自傷行為がありました。


しかし今ではそんなことがかなり少なくなってきて、

毎日穏やかに生活を過ごせるようになってきていますv(。・ω・。)



それまではいろんな人の試行錯誤の連続で、

もーーーーっう大変!!


少し目を離しただけで、その間にどこかへ行ってしまう。

化粧品屋を見つけると走って入っていき、

お店の商品を壊してしまう。

美容院を見つけたら飛び込んでいってしまう。

本屋へ行くと本を破いてしまう。

電車やバスに乗っても落ち着かず、電車のつり広告も破ってしまう。

自動販売機でコーヒーを何十本買っても納得しない・・・など。

私の知らない時代からも、

それはそれは様々な対応に困る行動があったようです。


そんなYさんとの出会いから、彼女への関わり方を見つめ直し、

彼女のこだわりが減ってきて、

安定した日常生活ができるようになっていった、

それまでのエピソードをここでお伝えしていきたいと思います。