【目的が変われば人生が変わる!】〜不思議なおっちゃんとの出会い〜
先日、仙台に出張に行った時のこと。
20時過ぎ頃、仙台駅周辺を歩いていると、行列ができているラーメン屋を見つけた。
私は並ぶのが嫌いなので、気になりつつもスルー。
昼食で食べ損ねた牛タンを食べることにした。
その帰り道での出来事である。
やっぱりそのラーメン屋のことが気になって様子を見に行くと、ますます行列が長くなっているではないか!
夕食をとったばかりだったのにも関わらず、ふらっと並んでしまった。
並んで数分経った頃、50代前半くらいの方であろうか。
不意に近寄ってきて話し掛けてきた。
「にいちゃん、ここのラーメン、美味いんか?」
美味いもマズイも分かるわけが無い。
私は大阪から出張に来ているだけ。
人が並んでいるから並んでいる、典型的な日本人だ。
事情を話すと、おっちゃんは陽気に、「サクラで並んでるのもいるんじゃないか?」とか世間話をしてくる。
しばし談笑をしていると、急に思い出したかのように、そのラーメン屋にまつわるエピソードを語り出した。
話の要旨は以下の通り。
(おっちゃんが語ったことを、思い出しながら再現します。)
「東日本大震災直後、仙台市内は大混乱に陥った。
この周辺(駅前の商店街)は、どこも店を閉めていて、(物資の供給が途絶えたため)仙台市内には食事を取れない人がたくさんいた。
以前は近くに居酒屋があって、その居酒屋とこのラーメン屋だけが店を開けていた。
居酒屋は小さなおにぎりを200円、たくあん(数切れ)を150円くらいで販売していて、みんながそれらを買い求め大繁盛だった。
(真偽は確認できておりません。あくまでもおっちゃんの話によるとです。)
ラーメン屋は、ごはんにラーメンのスープをかけたものや、米の在庫が切れた後は暖かいスープなどを、1ヶ月くらい無料で提供していた。
(少し離れたところにある)歩道橋のところまで、人が並んでいることもあった。
※私が後で調べたところ、正確には無料の炊き出しは二週間とのこと。
(二週間程で、徐々に食品の流通が回復したため。)
居酒屋の方は、震災から数ヶ月後につぶれた。
このラーメン屋は、いつ来ても行列ができている。
震災の時の恩義を感じて、ラーメンはここでしか食べないという人も少なくないらしい。
居酒屋が潰れた理由は知らないけど、きっと・・・」
おっちゃんの話はもう少しつづきますが、敢えてここまでにしておきます。
(おっちゃんが何を語ったのかは、皆さんのご想像にお任せします。)
ちなみにおっちゃんは、その店のラーメンを食べたことが無いとのこと。
「今日は食べるんですか?」と尋ねると、「もう夕食を済ませた」とのこと。(笑)
そして、一通り話が終わったところで、私がお礼を言うと、
おっちゃんはニコっと笑って、どこかに去って行った。。。
一体、なぜおっちゃんは、私に語りかけて来たのだろう???
普段なら並んでまで食べようとは思わないのに、
牛タンを食べた後、ほぼ満腹の状態でわざわざ並んでしまったラーメン屋での出来事。
ラーメンを食べるわけではないのに、わざわざ私の近くに寄って来てまで、色々と語ってくれたおっちゃん!
本当に不思議な出来事だった。
私には、「神の声」としか思えなかった。
ラーメン屋と居酒屋。
両者の明暗を分けたのは、「何のために」お店をやっているのか、という「目的」の違いだったのではなかろうか?
居酒屋さんだって、自分が生き残るために必死だったのだろう。
店を閉めた理由も、おっちゃんの想像とは違うかもしれない。
でも、私には「目的を見失うと大変なことになるよ!」という、神様からの警鐘のように聴こえた。
おっちゃん、、、ためになる話をありがとう。
仙台に行った時には、また食べに行こう!
追伸
ここのラーメン、めっちゃ美味しかったです。
翌朝も食べたのですが、私のオススメは塩ラーメンとチャーハン(生卵載せ)です!
20時過ぎ頃、仙台駅周辺を歩いていると、行列ができているラーメン屋を見つけた。
私は並ぶのが嫌いなので、気になりつつもスルー。
昼食で食べ損ねた牛タンを食べることにした。
その帰り道での出来事である。
やっぱりそのラーメン屋のことが気になって様子を見に行くと、ますます行列が長くなっているではないか!
夕食をとったばかりだったのにも関わらず、ふらっと並んでしまった。
並んで数分経った頃、50代前半くらいの方であろうか。
不意に近寄ってきて話し掛けてきた。
「にいちゃん、ここのラーメン、美味いんか?」
美味いもマズイも分かるわけが無い。
私は大阪から出張に来ているだけ。
人が並んでいるから並んでいる、典型的な日本人だ。
事情を話すと、おっちゃんは陽気に、「サクラで並んでるのもいるんじゃないか?」とか世間話をしてくる。
しばし談笑をしていると、急に思い出したかのように、そのラーメン屋にまつわるエピソードを語り出した。
話の要旨は以下の通り。
(おっちゃんが語ったことを、思い出しながら再現します。)
「東日本大震災直後、仙台市内は大混乱に陥った。
この周辺(駅前の商店街)は、どこも店を閉めていて、(物資の供給が途絶えたため)仙台市内には食事を取れない人がたくさんいた。
以前は近くに居酒屋があって、その居酒屋とこのラーメン屋だけが店を開けていた。
居酒屋は小さなおにぎりを200円、たくあん(数切れ)を150円くらいで販売していて、みんながそれらを買い求め大繁盛だった。
(真偽は確認できておりません。あくまでもおっちゃんの話によるとです。)
ラーメン屋は、ごはんにラーメンのスープをかけたものや、米の在庫が切れた後は暖かいスープなどを、1ヶ月くらい無料で提供していた。
(少し離れたところにある)歩道橋のところまで、人が並んでいることもあった。
※私が後で調べたところ、正確には無料の炊き出しは二週間とのこと。
(二週間程で、徐々に食品の流通が回復したため。)
居酒屋の方は、震災から数ヶ月後につぶれた。
このラーメン屋は、いつ来ても行列ができている。
震災の時の恩義を感じて、ラーメンはここでしか食べないという人も少なくないらしい。
居酒屋が潰れた理由は知らないけど、きっと・・・」
おっちゃんの話はもう少しつづきますが、敢えてここまでにしておきます。
(おっちゃんが何を語ったのかは、皆さんのご想像にお任せします。)
ちなみにおっちゃんは、その店のラーメンを食べたことが無いとのこと。
「今日は食べるんですか?」と尋ねると、「もう夕食を済ませた」とのこと。(笑)
そして、一通り話が終わったところで、私がお礼を言うと、
おっちゃんはニコっと笑って、どこかに去って行った。。。
一体、なぜおっちゃんは、私に語りかけて来たのだろう???
普段なら並んでまで食べようとは思わないのに、
牛タンを食べた後、ほぼ満腹の状態でわざわざ並んでしまったラーメン屋での出来事。
ラーメンを食べるわけではないのに、わざわざ私の近くに寄って来てまで、色々と語ってくれたおっちゃん!
本当に不思議な出来事だった。
私には、「神の声」としか思えなかった。
ラーメン屋と居酒屋。
両者の明暗を分けたのは、「何のために」お店をやっているのか、という「目的」の違いだったのではなかろうか?
居酒屋さんだって、自分が生き残るために必死だったのだろう。
店を閉めた理由も、おっちゃんの想像とは違うかもしれない。
でも、私には「目的を見失うと大変なことになるよ!」という、神様からの警鐘のように聴こえた。
おっちゃん、、、ためになる話をありがとう。
仙台に行った時には、また食べに行こう!
追伸
ここのラーメン、めっちゃ美味しかったです。
翌朝も食べたのですが、私のオススメは塩ラーメンとチャーハン(生卵載せ)です!