『労働者災害補償保険（労災）について』

こんにちは。名古屋市・一宮市を中心に活動させていただいている

社会保険労務士のAOです。

労災保険について、簡単にお話したいと思います。

労災保険とは、業務上の事由又は通勤による労働者の負傷・疾病・障害又は死亡に対して労働者やその遺族のために、必要な保険給付を行う制度です。

そして、農林水産の事業のうち、常時使用労働者数が5人未満の個人経営の事業を除き、一人でも労働者を雇用して、事業が行われている限り、当然に労災保険に加入しなければなりません。

○加入していない事業場の従業員が業務災害を起こした・・・・

「うちは労災に加入していないので、健康保険を使ってね。」は、とおりません。

業務上の災害は労災なのです。労災を使わせないことは労災隠しに該当します。

ではどうなるのか？

本来は国が負担する療養費等について、その会社が負担することになるのです。

そんな危険をおかすのはやめて、労災保険に加入した方が賢明かと思います。

○では、労災保険料っていくらくらいなの？

　全従業員の年間支払給与額が500万円の小売業だったとします。

　→1年間の労災保険料は、たったの20,000円です。

全従業員の年間支払給与額が1,000万円の通信業だったとします。

　→1年間の労災保険料は、たったの30,000円です。

こんな金額で従業員の労働災害・通勤災害の補償ができるのであれば、安いものだと思いますよ。

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