煮物を美味しくつくるには…。 | おうち和食十二か月 おうち和食研究家・井上 憲子

おうち和食十二か月 おうち和食研究家・井上 憲子

「おうち和食十二か月」は、生徒さん宅にお伺いする家庭教師スタイルのお料理教室です。グループレッスンも承ります。
おうち和食研究家 近茶流懐石教授 / 野菜ソムリエプロ / 調味料ソムリエ  井上憲子   

里芋、れんこん、かぼちゃ、なす、大根等々…。
煮物にすると美味しい野菜が目白押しの季節ですね。

お手軽レシピとして、いくつか煮物をご紹介しています。
華やかな料理とは言えないかもしれませんが、煮物がひとつあるだけで食卓がより温かく感じられるのは私だけでしょうか。

「煮物を作っても、思ったような味にならない。」
「時間をかけて煮たのに、味が中まで染みていない。」
そんな声を聞くことがあります。
私自身も上手に煮物が作れず、ずいぶん苦労しました。(今でも試行錯誤中ですが…)

素材によっても、コツは色々とあると思いますが
ただ時間をかけて煮れば美味しくなるわけではないようです。
煮物は冷めるときに味が入っていきます。5分煮たら5分冷ます、また5分煮て冷ます、といった方法を取ると味の染みた煮物が出来上がります。

「火をつけたり止めたり、面倒だわ」
と思う方がいらっしゃるかもしれません。
そんな時は、出来立ての熱々をすぐに食べるのではなく
少しおいてから温め直していただきましょう。
「温め直し」…あまり良いイメージではないかもしれませんが、煮物の場合は別なんです。
それだけで味の馴染み方も違うと思いますよ。

食事の支度をするときは、まず煮物を仕上げてしまう、というのも良いかもしれませんね。
是非、一度お試しください♪


  ↑まるごと玉ねぎのそぼろあんかけ  です