前回の続きです。

 

③地理歴史・公民の負担が大幅に増加。

 

 例をあげて説明しますと、

 例えば、現行の試験で「地歴」は「日本史B」で受験できますが、

 2025年度のテストでは、

 「歴史総合+日本史探究」となり、

 日本史と世界史の融合科目である「歴史総合」が必須となります。

 つまり、

 日本史だけでなく世界史も学習しなければなりません。

 

 また、現行の試験で「公民」は「政治・経済」で受験できますが、

 2025年度のテストでは、

 「公共+政治・経済」となり、

 現在の「現代社会」にあたる「公共」が必須となります。

 つまり、

 現在の受験生よりも負担が倍増する

 ということです。

 

 現行では教科書2冊でよかったものが、

 2025年度のテストでは教科書4冊

 勉強しなければならなくなります。

 

 

④新たな試験科目として「情報Ⅰ」が登場。

 

 2025年度からのテストの、最大の問題点かもしれません。

 そもそも、

 「『情報』の試験って、何?」

 とお思いの方もいらっしゃるでしょう。

 

 要は、

 「プログラミング」の能力を問う試験

 です。

 実際の問題は独自の疑似プログラミング言語で出題されますが、

 プログラミングの基礎的な考え方を身につける必要があります。

 *ちなみに「独自の疑似プログラミング言語」ですが、

   ほぼ「Python」のようです。

 

 2025年度の入試から国立大学の受験者は

 この「情報Ⅰ」が必須となることが決まっています。

 

 

前回と今回で、

現高1生から受験することになる新課程の共通テストが

いかに大変なものになるかをお伝えしました。

 

さらにもう1点付け加えると、

新課程の共通テストには「過去問」というものも

存在しません。

 

「中学校までの勉強がうまくいったから、

 高校の勉強も大丈夫だろう」

「中学生の時の塾で勉強の仕方が分かったから、

 高校の勉強は自分でやって大丈夫」

 

なんて、そんな甘いものではないことが

お分かりいただけたでしょうか?

 

ただでさえ、

今春の共通テストでは数学をはじめ7科目で

平均点が過去最低になっているように、

過去のセンター試験に比べて

共通テストは難化させる方針であることを、

大学入試センターは明確に打ち出しています。

 

この、とてつもなく厳しくなる一方の大学入試を

乗り切るための方法はただ一つ。

 

いかに『高1から』計画的に

学習を進めるか?

 

です。

 

今でも

高3からだととても間に合わないのが

大学入試ですが、

現高1生から受験する新課程での入試なら

なおさらです。

 

おっと。

またまた長くなりましたので、

続きは次回。

 

 

HPも是非ご覧ください!

 

 

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