片や今シーズン初登板で去年優勝の巨人を7回自責点ゼロに抑え、
片や6年ぶりに開幕スタメンを勝ち取り、昨日の時点で打率.414のセ・リーグ3位。
カープの九里亜蓮投手と堂林翔太選手です。
そう、それは今から4年前の3月、シーズン開幕を前に山口の由宇球場へ
2軍の試合を見に行った時のことでした。
残念ながら試合には負けましたが、試合終了後には小学生の時以来
人生2度目の「選手出待ち」をやってみました。
帰りのバスに乗り込もうと続々やってくる選手たちに対して、
ファンの人たちがサインをもらおうとしたり写真をとったりするのですが、
試合の後の疲れからか、はたまたファンサービスの気持ちに乏しいのか、
基本「スルー」されました。
そんな中、この日先発で6回まで投げた九里投手と、

9回フル出場した堂林選手からは、

サインをもらうことができました。
試合に出てもいない選手がろくすっぽファン対応しない中、
明らかに疲れた様子でしたが、丁寧に多くのファンに対応する二人の様子に
大変感銘を受けたことを、4年たった今も覚えています。
それ以来、ひそかに活躍を期待していたのですが、
今年いよいよ2人とも大ブレイクの予感です。
そんな彼らから思うことは、
性格のいい人は成功する
ということです。
なぜなら、そのような人はきっと周りの人たちに愛されていると思うからです。
自分の周りへの「感謝」の気持ちや「謙虚さ」は、ファンに対してだけでなく、
チームメイトや監督・コーチ、さらには周りのすべての人に伝わっているでしょう。
すると、周りの多くの人が、いろんな形で彼らにアドバイスを与えたり、
ついつい手助けをしたくなるのではないでしょうか。
世の中には、「謙虚」「感謝」を他人には強いながら、その実、
本人にはまったくそのかけらもないという傲慢な人もいたりしますが、
どれだけ活躍しても、どんなに一流の選手になっても、
由宇の2軍球場でファンに接していたときの気持ちを、
彼らには忘れないでもらいたいものです。
