OPENING

ブザーが鳴ってドアが開く~♬
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遅すぎるわ 愛し合う日はもう来ない~♪
暑い季節なのよって~♬

おばんかだです

今宵も
関東えいあい小説研究会+JAPANetc
へようこそ(^▽^)

はじまり始まり~



小説研究「 男女5人の大学生が心霊スポットに行って遭遇した驚愕の事件についての小説のあらすじを考えて書き出して!」

東京大学に通う5人の学生、リーダーの翔太、明るい性格のゆうな、冷静な理系の修司、おっとりした美術系のあかり、そして好奇心旺盛な文系の悠人は、夏休みに心霊スポットで有名な「八王子城跡の幽霊坂」に向かうことに決めた。幽霊坂は、長い間数々の心霊現象が報告されていることで知られ、地元では「絶対に近づいてはいけない場所」として語り継がれている場所だった。
彼らは単なる噂話や友達の話を面白おかしく聞いていただけで、本当に心霊現象があるとは信じていなかった。だが、冒険心に駆られて、怖いもの知らずの彼らは、夜の幽霊坂に向かう決心をする。
到着すると、幽霊坂の周囲にはひっそりとした静寂が広がり、周囲の音も消えたような感覚が広がっていた。最初は楽しんでいた彼らも、次第に不気味な雰囲気に包まれ、夜が更けるにつれて緊張が高まっていく。
突然、霧が立ち込め、視界が悪化する中で、一人のメンバーである悠人が行方不明になる。彼の失踪に焦りと恐怖を感じた他のメンバーは、必死に捜索を始めるが、霧の中で迷子になり、次々と不気味な出来事に見舞われる。彼らは次第にそれぞれの恐怖と向き合いながらも、悠人を探し続けるが、心霊的な現象がますます彼らを恐怖に陥れる。
探す中で、彼らは幽霊坂に隠された悲劇的な歴史と、その場所にまつわる恐ろしい呪いの存在を知ることになる。どうやら悠人はその呪いの中に巻き込まれてしまったようだ。歴史的な事実や霊的な存在の謎を解明し、悠人を救うためには、彼ら自身が持つ内面の強さと友情が試される。
最後には、彼らが心霊スポットの呪縛を解くための真実に迫り、命をかけて一緒に戦う姿が描かれる。彼らの絆と勇気が試される中、果たして悠人は無事に戻ることができるのか、そして彼らは幽霊坂の呪いから解放されるのか、緊迫した展開と感動的な結末が待っている。


「上記の小説のプロローグを横溝正史ふうの文体で書いて!」

「幽霊坂」とは、東京郊外の山深く八王子城跡にひっそりと佇む、誰もが避けるべき場所だった。
昔から語り継がれるその名には、恐怖と不安が濃密に込められており、知る者には言葉に尽くせぬほどの畏怖をもたらすものであった。
その坂道に一度踏み込んだ者は、二度と帰ることができぬという、古びた伝説が今もなお、ひっそりと囁かれていた。
その日もまた、暗闇が坂道を包み込み、死者の呻きと生者の呼吸が交錯する瞬間が訪れようとしていた。
風に揺れる枯葉の音が、薄く広がる霧の中でやけに響き、静寂の中に張り詰めた緊張が漂っていた。
視界はすでに薄暗く、まるで一つの濃霧がその先に潜む何かの影を遮っているかのようだった。
東京大学の学生たちが心霊スポットと名高いこの地に足を踏み入れたのは、何の前触れもない単なる興味からだった。
彼らの名前は、翔太、ゆうな、修司、あかり、そして悠人。
彼らは若さゆえの無謀さと、未知のものへの無垢な好奇心に駆られ、恐怖の坂道に挑むことを決意したのだった。
しかし、その決意が何を意味するのか、彼らはまだ知る由もなかった。
幽霊坂には、無数の話がついて回る。失踪した人々の姿、響く呻き声、突如として現れる霊の影……それらのすべてが、陰鬱な伝説を形成し、訪れる者の心に深い恐怖を植え付けるのである。
しかし、彼らはただの噂に過ぎないと思い込んでいた。
その思い込みが、後に彼らを取り返しのつかない運命へと導くとは、彼らの誰もが予測することはなかった。
彼らが幽霊坂に足を踏み入れると、夜の帳が一層濃くなり、冷たい風が彼らの背筋を凍らせる。
彼らの笑い声や楽しげな話し声は、次第に不安と緊張に押し込まれ、闇の中で静寂に変わっていく。
恐怖の坂道に立ち向かう彼らの心には、まだ知る由もない深い闇が潜んでいた。
そして、その坂道の奥には、彼らを待ち受ける恐ろしい試練があった。
どこまでも続く霧の中で、彼らの目に映るのは、ただの恐怖ではなく、長い時を経て今なお解けぬ呪いの影であった。
運命に抗いながら、彼らはその坂道の先に待つ真実に迫ることとなる。
果たして、彼らはその呪縛から解放されるのか、それとも呪いに飲み込まれるのか——それは、誰もが知る由もない深淵の問いだった。
幽霊坂の静寂の中で、未知なる恐怖が、今、静かに目を覚まそうとしていた。


「上記の小説の続きを登場人物達同士のセリフを多くして横溝正史ふうの文体で書いて!」

薄闇が山道を包み込む中、彼らは一歩一歩を慎重に進んでいた。
風が木々の間を吹き抜ける音が、かすかに不安を煽る中、翔太が口を開いた。
「おい、みんな、大丈夫か?」
翔太は周囲を見回しながら、いささかの不安を隠せずに訊ねた。
「大丈夫よ、翔太。そんなに心配しなくても。」
ゆうなが、少し強がりながら答えるが、その瞳には恐怖の影がちらついていた。
「ただ、ここ、本当におかしいわね。」
修司が冷静に、しかし明らかに緊張している声で言った。
「霧がどんどん濃くなってきてるな。視界が悪くなってるから、気をつけて進まないと。」
「それにしても、この霧、まるで生きているみたいだわ。」
あかりが呟くように言った。
その言葉には、芸術家特有の感受性が混じっていた。
彼女は周囲の景色を、どこか詩的なものとして捉えているようだった。
「本当に、気味が悪いな。」
悠人が笑いながらも、どこか冷や汗をかいている様子で言った。
「でも、ここまで来たからには、引き返せないな。」
「そうだな。」
翔太は頷きながら、みんなを鼓舞しようとする。
「しばらくこのまま進んでみよう。」
やがて、霧の中からひときわ深い影が浮かび上がり、それが坂道の入り口のように見えた。
翔太は一瞬立ち止まり、その先に進むべきか迷った。
しかし、皆の決意を確認し、ゆっくりと歩を進めた。
「ねえ、何か聞こえる。」
突然、ゆうなが耳を澄ませるように言った。
その声には、明らかに恐怖が込められていた。
「何も聞こえないけど……」
修司が言いながらも、何かの気配を感じたのか、一瞬足を止めた。
その目は、どこか不安げに彷徨っていた。
「風の音じゃないか?」
悠人が振り返りながらも、強がりながら答える。
「でも、俺も何か感じる気がするな。」
「やっぱり、変な感じがするわ。」
あかりが言いながら、手で霧を払うようにして周囲を見回した。
その表情には、恐怖と好奇心が入り混じっていた。
その時、突然、悠人が声を上げた。
「ちょっと待って!悠人が、どこかに消えたみたいだ!」
「えっ、どういうこと?」
ゆうなが驚きの声を上げる。
「悠人がいない?」
「どうしたんだ!」
翔太が慌てて振り返り、辺りを見渡した。
霧の中で、悠人の姿はまったく見えなかった。
「悠人!」
修司が叫びながら、霧の中に向かって進み始めた。
「悠人、どこだ!」
「だめだ、霧が深すぎて、見えない!」
翔太が叫ぶ。
「分散して探そう!」
彼らは霧の中でバラバラに動き始めた。
翔太は一歩一歩慎重に進むも、視界が極端に悪くなり、ただただ恐怖と不安が募っていった。
霧の中に耳を澄ませ、誰もが一人ひとりの呼びかけに応じようとしたが、音はますます遠く、冷えた風が体を包んでいった。
「翔太、修司、どこだ!」
ゆうなの声が虚しく響く。
「この霧、何なんだ!」
「落ち着け、ゆうな。」
あかりの声が、どこか震えながらも落ち着こうとするものだった。
「私たち、必ず見つけるから。」
やがて、霧の奥から微かな声が響いてきた。
「翔太、ゆうな、あかり……」
それは、悠人の声だった。
だが、その声は、どこか悲痛な響きを持っていた。
「悠人、こっちだ!」
翔太が叫び、声の方向に向かって進む。
しかし、霧の中では、音も姿もすぐに消えてしまい、その真相は一層謎に包まれていった。
この恐怖の坂道で、彼らは何に直面するのか、そして悠人がどこに消えたのか、それはまだ誰にも分からないことであった。
霧の中に潜む真実と、その背後にひそむ呪いが、徐々に姿を現し始めていた。