前回の和風パスタ の際に紹介しましたが、和風パスタを美味しく作るコツは、アーリオオーリオの基本をしっかりふまえることです。「納豆パスタ」の場合によく見かけるのは、ゆであがったパスタと納豆、大根おろし、バターをササッと混ぜるだけのもの。僕はこれだと物足りないと感じてしまいます。和風パスタにコクを与えるベースは、やはり油と水分を乳化させて旨みを閉じ込めることです。

そもそも、納豆パスタってイタリア人から見たら仰天メニューなんでしょうけど(笑)、僕は自分が作るオリジナルの納豆パスタはどこのものより美味いと自信があります。秘訣は、しっかり乳化させたソースをスープ仕立てにすることと食材の組み合わせです。簡単に作れますので、納豆好きの方はぜひこのレシピをお試しください!


【作り方】2人分

・納豆 2パック

・ツナ缶 1つ

・長ネギ 1/2本

・しめじ、えのき 各1/2パック

・にんにく 2片

・めんつゆ 100cc ※ものによって濃さが違うと思うので適宜調整してください。

・パスタのゆで汁 300cc

・オリーブオイル 大さじ4

・刻みのり、青じそ、粉チーズ 適宜

・塩こしょう 適宜

・スパゲティ 2人分 


【作り方】

①フライパンにオリーブオイルをひき、弱火でにんにくのみじん切りを炒める。香りが出たら、中火にして長ネギの斜め薄切りを炒め、しんなりしたら、しめじとえのきも入れて炒める。

②スパゲティはソースの出来上がりに合わせてゆで始めるように。湯に対して1%の塩分。

③①のフライパンにパスタのゆで汁を3,4回に分けて入れる。その都度きちんと沸騰させるのが乳化のコツ。

④さらにめんつゆ、しっかり混ぜた納豆、ツナ、こしょうも入れて、アルデンテにゆでたスパゲティと手早く混ぜ合わせる。

⑤皿に盛り付けて、海苔、青じそ、粉チーズをかけたら出来上がり。