私に言われるまでもなく、著名な料理研究家。


彼女の本は、レシピ本というよりもはや哲学書です。

一つの物事に人生をかけると、独自の視点が生まれる。辰巳さんの場合は、まさに食べ物を通していろんな経験を積まれて、レシピはもとよりご自分の哲学を展開されています。


以前、テレビかでこんなことをおっしゃっていました。

「愛は表現を求める。料理、つまり他人に食べさせるということは、動物の母親が子に食べ物を与えるがごとく、根本的な愛情表現。だから、手間をかけて作った料理を食べれは、人は元気になる。」


なんだか、自分が今まで料理にかけてきた時間や労力が実は無駄?と思うことがあった頃だったので、とても印象的な言葉でした。以来、ホームパーティを開いて料理を作るたびに「これが皆さんに対する僕の愛情表現です」なんて言ったりしますが(笑)


まだの方、是非読んでみてください。