伊邪那岐命(イザナキノミコト)から神倭伊波礼琵古命(カムヤマトイワレビコノミコト=神武天皇)までの系図の順序は次のとおりです。

伊邪那岐命(イザナキ)
天照大御神(アマテラス)
天忍穂耳命(オシホミミ)
邇邇芸命(ニニギ)
火遠理命(ホオリ)
鵜草葺不合命(ウガヤフキアエズ)
神倭伊波礼琵古命(イワレビコ)(神武)

古事記、日本書紀では、上記順序で皇位が継承されてきましたが、あえて、少し修正しました。

山幸彦であるホオリと神武天皇であるイワレビコは同一人物である、という説があります。
その理由は、次のように同一人物であるという節があるからです。
1.実名が共に彦火火出見(ヒコホホデミ)と同じ名前
2.神武より先に大和へ下ったニギハヤヒは、ニニギの兄であり、その子ウマシマジは神武と同世代という説の存在
3.ホオリが釣り針を探すときや、神武に東に美しき地ありとアドバイスしたのも共にシオツチノオジ
4.ホオリ、ウガヤ父子の妃はトヨタマ、タマヨリの姉妹であり、神武、綏靖父子の妃もイスズヒメ、イスズヨリヒメの姉妹、両姉妹とも神(海神、事大主神)の娘

海幸山幸伝承とウガヤをいれるため、神武が後ろへ回されたのでしょう。ということで、ここでは
イザナキ→アマテラス→オシホミミ→ニニギ→神武の順序で検討します。
これに年代を付けてみたいと思います。
(ここの内容は、S.T.先生が開かれている古代史の教室で教わったものです。)