天然木にオイル塗装だからできる!テーブル天板のメンテナンス♪
結論から申しますと…
長年使って、手垢や鉛筆などの汚れがたっぷりついた天板が…
じゃん!!新品のような輝きに♪
こんなメンテナンスができるのも、天然木の無垢板に天然のオイル塗装だからなんです。
と、いいますのも…
実は一般的に売られている家具は、木目のプリントがシート状になって貼られたものや、
「ウレタン塗装」に代表されるような、化学物質を多く含んだ塗装がほとんど。
つまり、傷や汚れがついた場合は、削ったりすることができないんです…。
「じゃあ、無垢板にオイル塗装だと本当に削れるのか!?」
→ はい、大丈夫です♪
「どうやってやるの?」
→ それでは、実際の作業風景にてご説明いたします!
本日はシャルドネホームにお住いのS様邸に、ダイニングテーブルの
メンテナンスにお伺いいたしました。
ダイニングをお使いいただき、3年ほど。
お子様が落書きや手垢、食べ物をこぼしたりと、汚れが気になってきたとのこと。
そんな時も安心!シャルドネのメンテナンス部隊の出動となりました!
本日は私とメンテナンス隊長の永井、そして来年入社の内定者の加藤君が
勉強のために同行してくれました。
まずは表面上の汚れ落としから。
使うものはアルコール、そして激落ちくん。
アルコールスプレーを適量吹きかけ、そして激落ちくんでこすっていきます。
写真の一部分だけ黒ずみが取れているのが分かりますか!?
正直、これだけでも結構きれいになります♪
ただ、アルコールは油を分解する効果があるので、これだけで終わってしまうと、
天板のオイル塗装まで取れてしまいます(^^;)
削らずにこれだけやる場合でも、最後はオイルを塗ってあげてくださいね。
さぁ、これで天板はある意味でリセットされた状態といえます。
続いては削る作業です!
手でやることもできなくはないですが、削り厚が均一にならなかったり、
逆に傷がついてしまったりするので、電動工具「サンダー」を使うことをお勧めします。
私たちが使っているのは写真のような、ホームセンターでどこでも買えるものです。
金額にして、たしか8000円くらいだったと思います。
最近ではDIYコーナーが充実しているので、安いものだと1980円とかでも売っています。
また、サンダー用のやすりもあります。
天板を削るのであれば、200番代前半のものから600番くらいまで、
荒目→細目→極細目くらいの3種類あればいいかと思います。
そして、強すぎず、弱すぎずの微妙な力加減で均一にあてていきます。
削って…
削って…
笑顔で楽しみながら削って…
やすりを徐々に細かくして、さらに削って…
そして削ります。
永井くんもよっぽど楽しいのか、満面の笑みで削っています!笑
夢中で作業して、気付けば腕毛がなんだかワイルドに☆笑
「こんなに削って天板はすり減らないのか!?」
はい。確かに削ると言っても、サンダーで削れるのはほんのコンマ数ミリ。
100回このメンテナンスを行えば確かに厳しいですが、何年かに一度やっていただく分には、
まったく問題ありませんのでご安心を♪
そして削りが終わると、天然のオイル塗装、蜜蝋ワックスを塗っていきます。
天板を削ったので、この時ばかりはたくさんしみこんでいきます。
削った後のワックスはたっぷりと塗ってあげてくださいね。
永井は終始笑顔!!
しっぽを振る犬のように、とってもうれしそうに作業をしています。
そんなにメンテナンスが大好きなんでしょうね♪笑
内定者の加藤君も、頑張ってこの笑顔!
先輩の永井くんを見習って、もっと満面の笑顔になれるようにね!
最後に、余分なワックスを乾いた柔らかい布で拭き取ります。
これでメンテナンスは完了!
まるで新品のような輝きに、天然木のさらさらとした気持ちよさ♪
何年経っても、ちょっとした手間で新品に蘇る!
そんな魔法のような家具、実はあるんです~!!
皆様も一度、家具の「素材」と「塗装」について考えてみては!?