緒言 | 空も飛べるはず

緒言

かなりびくついていた研究発表が終わり、漸く一息がつけました。

本年度から始める研究なので、論文もパクれない、データがない、助言くれる人がいないのナイナイづくしで三重苦。

おまけに割り当てられてるPCのHDDがぶっとび、「ああ、壊れると思ってたんだ(微笑)」と助手。

人が困ってるのに微笑んじゃってるよ?!と、内心ピンセットでコメカミを掴んでやりたい衝動に駆られてました。

ひいこら言って書いた前刷りの緒言が以下の通り。



現在、輸送機関、建築材料、航空機構造材料として用いられるアルミニウム合金だが、様々な利点の中で最も注目されているのが、軽くて強いということである。
その強度を脅かす存在として挙げられるのが、加工の際材料に掛けられる応力が加工後も材料内部に残る残留応力である。残留応力が存在すると硬さが不安定になり一般に使用しにくい材料となってしまうため、熱処理を施し解消に向ける。
アルミニウム合金は熱処理後の焼割れは存在しないことが一般的だが、ある特定の形状で熱処理を行うと、焼割れが生じることが本研究室で発見された。

そこで本研究では、アルミニウム合金A2024材を用いて焼割れの存在を明確にし、どのような形状であれば焼割れが生じるのかを提案する。
また解析結果から、熱処理の方法、焼割れのメカニズムについて検討を行う。


一読してもようわかりませんね。

大丈夫。