こんにちは。
『梦华录』観終わりました。
女性の自立・社会進出を応援し、人権問題解決を後押しするドラマです。
最終的には「結局皇帝が一番強いよね」となってしまう結末なので、階級社会を逆に肯定するという皮肉な結果に終わりました
為政者の権威を否定しないことが現在の紅い国の既定路線なのでしょうか?
かと思えば、女主の商売「よいものだからそれに見合う高値で、それを支払える高額所得者向けに売ればよい」というスタンスは、太平洋の対岸の国(もしくは、うちの北隣とも言う)の経済理念に近いです。
昨今の紅い国の矛盾をそのまま凝縮したようなドラマですね。
しかし、豆瓣ポイントが最後まであまり下がらなかったのは、細部にまでリアルさにこだわった丁寧な作りと、出演者たちの演技力のおかげでしょう。
たとえ水军(=ポイントを故意に下げる人たち)が暗躍しても、投稿数が55万人を超えればこのポイントの信頼度はまあ保たれますね。
最近の大陸ドラマの傾向として現代劇ならほぼ100%「共〇党バンザイ」のスタンスなので、私は割と警戒してます。時代劇なら大丈夫と思っていましたが、このドラマでそうとは限らないと気づかされました。それとも私が敏感すぎるのでしょうか
一方『说英雄谁是英雄』は私の感性にピッタリの結末でした。男主王小石(曾舜晞 饰)は「権威におもねらず、自ら権力を欲することもなく、徒党も組まず、逍遥自在に生きていく」姿勢を貫きましたその代償はドラマ冒頭で観た、たった一人ぼっちで流浪する孤独な日々です。しかし、その代償を払ってでも自由に生きることを小石は何度でも選ぶでしょう。(いたく共感)
ということで、『说英雄谁是英雄』の第2刷始めました