フィリピン人は貯金が苦手だ!という記事をよく見かけます。

実際、貯金がない家庭も多いようですが…

フィリピンの給料や物価事情を知ってしまうと、

むしろ、この給料でやりくりしているフィリピン人に感動してしまうほどです。


それはさておき、

今日は、ダバオで開催された、株式取引のセミナーに行ってきました。

平日開催ということで、自分以外に誰もいなかったらどうしよう…と考えていたのですが、

開始5分前にもかかわらず、150ほどの席がほとんど埋まっていました。

フィリピン人投資家は割合的には多くないと言われていますが、

大学では、マーケティングやビジネス、観光などの分野が最近では人気だそうで、

ファイナンスに興味のある方が増えてきているそうです。


自分を始め、外国人も数人いることから、基本は英語で話してくれました。講師たちが熱く熱く語ります。株式投資、デイトレードでお金を生み出し、自分の人生を変えよう!という、自己啓発に近い内容だったので、講師と一部の参加者はなかなかの盛り上がりをみせ、会場の温度はぐんぐん上がります!成功するためには、私たちのビジネススクールでハウツーを学んでください!と。


 
そして、最後の瞬間がやってきます。

スクールの期間は3日間、

マンツーマン指導も含まれるため、人数は先着20名のみ!

そのお値段は!?

なんと!!!







250,000ペソ!!


会場の熱が一気に冷めるのを感じました。

ちょっと高いんじゃない??

というレベルを超え、会場が完全に諦めムードに入りました。


司会者も、あまりにひどい空気感を感じてか、早口でまくしたて、

でも、みなさん、心配しないでください!今日来てくださった方は、特別ご奉仕価格で準備しています。

なんと?!


50,000ペソ!


会場の空気は変わらず…


閉式とともに、ずらずらと人々が出て行ったのは言うまでもありません。


3日間のセミナーで50,000ペソ。(日本円で11万円弱)
専門性の高いセミナーとはいえ、日本人でも高すぎる、と感じるレベル。

ちなみに、ダバオの人々の月給は、一般的に10,000ペソ、多めで20,000ペソ、30,000稼げば勝ち組、という現状のため、50,000ペソがどれだけ高いかはお分かりいただけるかと思います。

海外のモデルをそのまま持ってくるビジネススタイルでは、なかなか受け入れられないかもしれませんね。


しかし、ファイナンスに興味のあるダバオ人がたくさんいることを知れたことはよかったです。地域の事情を知るために、色々なセミナー等に参加してみるつもりです。また何か情報があれば報告します。