CPUの性能の違い、皆さん誤解してませんか? | アイループ パソコン修理日記

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大阪市阿倍野区のパソコンショップ「アイループ」における修理記録をつづります。

こちら横軸がCPUの世代、第2世代であれば2012年頃、第12世代であれば2022年頃になります。

縦軸はCPUの性能の高さ、上に行くほど高性能です。

 

~【重要】~

i3(ピンク)よりi5(緑)、i5よりi7(青)のほうが性能が高いという話がありますが、これは同じ世代であればです。

世代が変われば性能も変わりますので、i7よりi3のほうがはるかに性能が高い場合もあります。

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上図でいえば、第1世代のi7より第2世代のi5のほうが高性能です。

また、第12世代のi3は第8世代のi7よりも高性能です。

 

店で事務用に使っているマシンは4~5年前に買ったもので、CPUは i7-8700(第8世代) です。

当時はそこそこ高性能だったのですが、最新のi3には負けています。

 

何が言いたいかというと、「中古でいいからi7のパソコンがほしい」という話をいただいても、どの世代のi7かによって全く性能が違ってきてしまうので、そのパソコンで一体どんな作業をしたいのか正確にヒアリングしないといけないのです。

 

使いたいソフトの要求性能に「i5と同等以上のCPUを搭載したパソコン」と書いてあったら、要するに「できるだけ速いパソコンであれば何でもok」という意味になります。

 

ちなみに、僕のお店でよく出している中古は第1~3世代のi3やi5が多いです。

上図の中では一番性能の低いラインにありますが、Windows10であれば普通程度に動いてくれる性能ですので、ストレージにSSDさえ搭載していれば一般事務用として必要充分だと判断しています。

 

CPUがどうこう言う前に、まずSSDを搭載しているかどうかのほうが重要です。

HDD搭載機で遅いなぁと感じている人は可能な限りSSDへの換装をおすすめしています。

 

僕のポリシーとして、無駄なものをすすめて買わせることは有りえませんので、僕が「必要ない」と言ったものを買う必要はないです。

逆に、僕が積極的におすすめするパターンにはそれなりの強い理由があるとお考えください。