6/25(月) - WindowsXPのユーザログインパスワードを解析 | アイループ パソコン修理日記

アイループ パソコン修理日記

大阪市阿倍野区のパソコンショップ「アイループ」における修理記録をつづります。

症状:ログインパスワードを忘れてしまったため、ログインできない。

対応:ひとまずそのパソコンが盗品でないことは、義務上どうしても問い詰めないといけません。さて、どうやら本当にパスワードを忘れただけのようなので、XPのユーザログインパスワードを解析するツールで解析。


ツール名:ophcrack
英語サイトです


パスワードがアルファベット4文字だったので、すんなりと解析できました。
ご近所、1,000円。


◆蛇足---------------------


WindowsXPのユーザログインパスワードを忘れてしまった場合、パスワードの解析やデータ救出の作業には以下の方法があります。私はこれらを脳内でフローチャート化しています。


1. WindowsXPの「HomeEdition」なら、通常使っているユーザ以外に、普段表示されない「Administrator」というユーザがあります。セーフモードなどAdministratorが表示される方法でログインし、通常使っているユーザのパスワードを削除、これだけで解決することもあります。


2. WindowsXPの「HomeEdition」でAdministratorにパスワードがかかっていてログインできない場合や、「Professional」の場合は、今回の「ophcrack」を使うと8割くらいの確率で解析できます。


3. パスワードの文字数が非常に多いときなど、「ophcrack」で解析できないパターンがあります。この場合は非常にややこしく、説明が難しくなるので省略します(XPの再インストールやデータ・レジストリの復元等が絡みます)。どうやっても解析不可能なパターン(ユーザプロファイルが破損している)もあり、その場合はデータ救出の必要性をお尋ねします。


4. パスワード解析不可能な場合は、いったん修理をあきらめてデータ救出も可能です。アイループでは以下のケーブルを使っています。ほぼ毎日使っていると言えるほどの必需品です。


グリーンハウス:GH-USHD-IDESA

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パソコンからハードディスクを取り出し、それをケーブルで他のパソコンに接続します。すると普通の外付けハードディスクとして認識してくれますのでデータは簡単に取り出せます。パソコン自体が正常起動するかしないかに関わらず、ハードディスクの物理故障さえ無ければこの方法でデータは簡単に取り出せるのです。


5. 上のケーブルでデータを取り出そうとしたとき、セキュリティ設定によってはファイルなどが表示されず、簡単には取り出せないパターン(アクセス権限が無い)もあります。ここまでくるとかなりややこしくなりますが、ファイルのアクセス権限や所有者情報などを書き換えたりすることになりますので、次の6に進んだほうが良いです。


6. CDブートのLinux系OS、例えばアイループでは「KNOPPIX」を使って中のデータを救出する場合があります。Windows同士ではセキュリティ設定を遵守してくれるためややこしいのですが、別のOSから覗けばセキュリティもへったくれもありません。KNOPPIXの使い方さえ理解していれば、権限ガチガチのデータも取り出せます。


7. Windowsには「ファイルやフォルダの暗号化」という機能があります。この特徴は、KNOPPIXなど他のOSから覗こうと思っても覗けない、らしいです。これについては実験不足で、いまのところはっきりした見解がありません。


▲蛇足終わり


これからもアイループのノウハウをできるだけ暴露していきます。同様の症状で自己解決したい場合はこの記事を参考に頑張ってください。どうしてもダメなら、私がお手伝いします^^♪