◆【お客様の自覚症状】
ノートパソコンのキーボードで利かないキーがある。具体的には「1, 3, 5, 7, 9, -(ハイフン), o(オー), p(ピー)」。SONY VAIO FR77系、OS:XP、CPU:Pentium4、MEM:1GB。
◆【実際の症状】
上記自覚症状の通り。ノート用のキーボードはいくつかのキーをまとめて管理する配線構造をとっていて、その配線に接触不良が生じると、それらが管理するキーがまとめて利かなくなってしまう。
◆【処置】
症状を確認し、まず「USB外付けキーボードを代用することで安価に解決できる」という提案をしました。お客様もそのことは認識されており、既にその方法で利用されていたようです。ただ、このパソコンは他の方からの借り物らしく、今回その方に返却するにあたり故障箇所を修理をしたいということでした。
お預かりしたのが4月12日、まずはメーカー(SONY)に新品キーボードのみの見積りを取りました。メーカーとして客側での分解修理は推奨しておらず、どんな修理でもお預かりして最低39,000円(だったか?)の修理代がかかるとのこと。これでは修理代が4万円を超えるため、メーカーはあてにならないと判断しました。
次にY!オークションにて同様の商品を探したところ、VAIO FR77と同じキーボードを採用していると思われるFR55およびFR33を発見しました。この3機種にて数日間オークションで入札を続けました。
当初は「ジャンク(ガラクタ)品ノートは2000円台で手に入る」という思惑があったのですが、SONY製ノートはジャンクでも非常に相場が高く、5000円以下による落札が困難でした。長期間オークションを追跡してようやく落札できましたが、送料も合わせて6,200円程度の金額がかかりました。
商品到着後すぐにキーボードを換装しました。
◆【結果】
全てのキーが完璧に動作することを確認しました。
◆【その他】
東淀川区まで着払発送、振込支払。実作業時間...4時間、料金...\9,000。見積りに失敗したため、あまり料金の上乗せはしていません。