ユウキとフェードアウトしてから

数か月が過ぎた。


誘ってくれる人もいたけれど

私はそんな気になれなかった。



さみしかったけど

誰でもいいわけじゃない。




その頃、以前からやっていたケータイのゲームで

仲良しの人ができた。



ケータイのゲームは

ヒロに紹介されて始めた。


ヒロはとっくにゲームをやめてたけど

私はヒマつぶしにダラダラと続けていた。




ゲームをはじめてちょうど一年近くたっていたので

それなりに仲良しの仲間はいっぱいいたけど

みんなバーチャルの関係。



仲間うちで

バーチャルの恋愛をしている人

バーチャルから抜け出して

リアルの恋愛に発展している人


そんな人たちがいるのも

知ってたけど

私には想像できなかった。



会ったこともない人を好きになるなんて・・・




自分がそんな風になってしまうなんて

思いもしなかった。



彼が現れるまでは・・・。





ケンとは最初

ごく普通の仲間だった。



彼は私より何歳か年下の

やはり家庭持ち。



あることがきっかけで

ほかの仲間よりも仲良くなって


彼がゲーム内で

私を助けてくれることが多くなり

サイト内でのメールも

頻繁にするようになった。



ケンとのやりとりはすごく楽しくて、

ノリも合うしお互いにほかの仲間より

ちょっと特別?な関係になっていった。




ある時、ささいなことでケンカになって

ケンに仲間から外された。


結局仲直りしたんだけど

その時にケンから


『chaiのことが好き』って言われて


私の胸は高鳴った。



『俺だけのモノになって』


と言われて

私はハッキリと

彼に恋心を持つようになった。



サイト内のメールで

ラブラブなやりとりをする毎日。




ホントのケンのこと

何も知らない。



でもそれでも私の気持ちは

不思議と満たされていた。




ラブラブになって1か月くらいたったころ

ケンとまたケンカになった。



その時、また仲直りして


ケンがメアドを教えてくれた。



それは

出会い系とみなされて

もしかするとゲーム追放になるかもしれない行為。


彼はゲームに相当お金をかけてたから

追放になったら

今までのものが全部ゼロになってしまう。

『それでもいいから

chaiのこともっと知りたくなった』


とケンは言ってくれた。



雨降って地固まる・・・

雨が降るたびに私たちの

絆は深まっていった。





to be continue・・・