アドレスを交換した日。


ケンは私に会ってみたいと

言ってきた。



すぐに会うのは

何となく抵抗があったので


まず電話で話してみない?と言ってみた。



はじめて聞いたケンの声。



想像してたケンのキャラと

まったく同じで

すごく安心したのを覚えてる。


ゲームの話やお互いの色んなこと


私たちはいっぱい話をした。



ケンは電話の最後に


『愛してるよ』


って言ってくれて


その一言がすごく胸に響いて

ずっと心に残ってた。


電話で話したのは

これが最初で最後だったから・・・




お互い出会いを求めて

ゲームをしてたわけじゃない。



私たちは言葉のやりとりだけで

お互いの顔も知らない。




それなのに私を好きになってくれた。



それって本当の私を好きになってくれたって

ことだよね?


彼はちょっとエロくて軽いキャラだったから

女の子にも人気があって


エッチしたいだけなら

彼にはほかにもっと簡単に

そんな相手をしてくれそうな仲間もいたけど

エッチな話を嫌がる私を選んでくれた。



体目当てではなく

私を好きになってくれたことが

すごく嬉しかったんだ。




彼とやりとりをしてると

純粋な愛を感じることができた。


私にはそれだけで十分だった。




私たちは

近いうちに会うつもりでいた。


住んでる場所もそんなに遠くない。



どこで会うか

いつ会うか


そんなことをメールでやりとりしていたら


彼が日にちはギリギリでないと

決められないと言った。



ちょうど子供が春休みに入った頃で

ほかにも予定が色々あったので


私が

「ギリギリだったら

もしかして予定合わせられないかも」

と言ったら

彼は不機嫌になってしまった。



結局その件も仲直りしたものの

それからケンはその話をしてこなくなった。



何となく会う約束は立ち消え・・・



それでも私たちは

何もなかったように

毎日ラブラブなメールをしてた。



ケンのことを愛してる。


本当はケンと会って

抱きしめてもらいたいし

キスだってしたい。



でもいつの間にか私は

ケンとはこのまま会うこともないのかもしれない・・・

とどこかで思うようになっていった。



それでも気持ちが

全然平気だったのは

やっぱりバーチャルだからなのかな?



気持ち的にはリアルの恋よりも深く

ケンを想っていた。



だけど

実際に会ったことがないから

妄想すらできないし

自分の気持ちも抑えられる。



私たちは写メの交換もしなかった。


彼からも言ってこなかったし

私も写メが嫌いだから言わなかった。





私がこのブログを始めた時に

好きだったのは

ケンだった。



こんな特殊な恋愛、

理解してくれる人もいないだろうし

誰にも相談できない。


それでブログに気持ちを

吐き出そうと思ってた。






でも・・・


私たちの関係は

ブログを休んでいる間に

終わってしまった。





to be continue・・・