(画像はAmazonの商品ページからお借りしています)
やっと7冊目(漫画を除く)
月1冊なんて笑う、そんなに余命もないと思ってるのに・苦笑
1936年のベルリンオリンピックの時のドイツ・ベルリンを舞台にしたサスペンス
ディーヴァーらしいテンポの良さで
ヒットラーとナチスによる支配が進むドイツの世相が事細かく描かれており
平凡な日常と異常な思想が混然と一体化した社会の怖さがリアルに感じられました
解説によるとディヴァーが準備を含め2年もかけて書いたとのこと
それだけのことはあると納得の出来栄えでした
今のロシアやイスラエルやウクライナでも同様なことや状況もあるんだろうなと
一人や二人の狂気だけで一国が戦争を始められるわけもなく
結局はその国に属する人々の支持や共鳴だけでなく
無関心も含めた容認が外や後から見れば異常や狂気を許すのだろうなと
人は過ちを繰り返す生き物なのだとやりきれない気持ちになった
そういえば映画「関心領域」も観ようかどうしようかと
悩んでいるうち上映が終わりそうだな・・・
以下Amazonの内容紹介文より
現代最高のミステリー作家が初めて歴史サスペンスに挑んだ!
1936年、オリンピック開催に沸き立つベルリン。アメリカ選手団にまぎれてニューヨークの殺し屋が潜入する。米国海軍情報部からナチス・ドイツ高官暗殺の使命を帯びたその男は、現地工作員との接触の際に誤って人を殺してしまい、刑事警察(クリポ)から追われる身となる……。リンカーン・ライムシリーズで人気の著者が初めて挑む歴史サスペンスは、懐旧的雰囲気のなか、タフな主人公(ヒーロー)が活躍するという新機軸。もちろんどんでん返しも盛りだくさんの上級エンタテインメントです。CWAイアン・フレミング・スティール・ダガー受賞作。 2005年週刊文春ミステリーベスト10第5位、このミステリーがすごい!第5位。