1~3巻を読みました
画はくせがあってあまり好きにはなれませんでしたが
内容はとても面白かったですね
500年前に地球規模の大災害が起こり
その時にイラクで働いていた大企業の支社長であった主人公は
人工的冬眠装置により生き残ったが
自分の命以外、家族や資産をはじめ全て失った状況になり
ほとんどの現生人類の文明文化が崩壊したと思われる世界で
唯一の生きる目的として生まれ故郷の日本に戻ることを目指すのですが
その道程で生き残ったわずかな人類が文明文化を再構する様に遭遇し
改めて現代へ続く人間社会の変化を経験するという展開で
個人の移動狩猟生活から農耕の発展による集団定住社会へ
さらに富が生まれたことで発生した貧富による格差と階級制度の誕生を
また人類初期の争い(戦争)と初期貨幣経済への移り変わりが描かれていました
その中で500年前の知識を持つ主人公がどう生き残って日本へ辿りつくのか?
非常に興味深い物語が展開されており惹きつけ飽きません
続きがめちゃくちゃ気になる作品でした
以下(内容紹介)より
大寒波襲来、壊滅的打撃、世界初期化。人工冬眠から500年ぶりに目覚めた舞鶴太郎(まいづるたろう)は、愛する家族も財産も全て失った。絶望の淵から這い上がり、理想の暮らしと生きがいを求めて、祖国「日本」を目指す。ヒトと文明の歴史をさかのぼるグレートジャーニー。人類よ、これが未来だ。