ケラーの今回の標的はテキサスの大富豪だった。ケラーは下見のため、当の富豪が主催するガーデン・パーティにもぐりこむ。だが、富豪の孫がプールで溺れかけているのを目撃し、やむにやまれず助けたことから、事態は思わぬ方向へ…。MWA賞受賞作の上記「ケラーの責任」をはじめ、同じくMWA賞に輝く「ケラーの治療法」など、孤独な殺し屋ケラーの冒険の数々を絶妙の筆致で描く連作短編集。(「BOOK」データベースより)

 

原題 HIT MAN 

LAWRENCE BLOCK

 

ローレンス・ブロック氏の作品を読むのは久しぶりです。何年か前に有名なマット・スカダー シリーズにはまってかなりの数は読んだのですが、知らないうちに読まなくなっていました。

 

今回は伊坂幸太郎氏がエッセイでローレンス・ブロックのことを書かれていたのを読んで懐かしい気分になって、本屋さんで何冊手に入れた中から読んでみました。

 

良くも悪くも、やっぱりこういう小説は舞台がアメリカだとしっくりきますw日本の犯罪モノや警察モノも好きで読んでいるのですが、日本を舞台に拳銃でバン!バン!バン!となった時点で醒めてしまうのは私だけでしょうか?

 

蛇足ですが、邦訳モノは登場人物の名前が覚え難くて苦手だという人がそれなりにいらっしゃるようですが、この作品は連作短編集ということで登場人物の数も少ないので読みやすいと思いますよ。

 

サミュエル・ジョンソンのことばの中に見つかった。「愛国心とはやくざ者の最後の逃げ場である」P348

どこかの国の総理に聞かせてあげたいw

 

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