腰下まで組み上げていたあひる隊長(ミジェット1500)のエンジンですが、夏を迎える前までにほぼ組み上げていました。
では、当時を振り返っていきましょう。
先ずは、ヘッドの組立です。
たまりにたまったカーボンや、張り付いたガスケットを入念に落とし、ブロックとの当たり面を軽くオイルストーンで均したヘッドに、バルブを組み込んでいきます。
新旧(左:旧/右:新品)のバルブです。
折角なので、新しいバルブに変えようと思います。
ちょっとお値段が張ったのですが、排気側はステライトチップ製のバルブを奢ってます^^
久しぶりにタコ棒を出してきました。
ミッジ君(Midget Mk4)を修理している時は、次に使うときなんてあるのかなぁ…なんて思ったことを思い出しました。
良い感じに当たりが出たんじゃないかと思います。
勿論、写真には撮っていませんでしたが、光明丹を使って当たりの確認はしています。
それにしても、寄る年波には勝てないというか、バルブを2本程すり合しただけで、肩こりが酷くなりきつかったですね。
なので、この作業だけで1週間はかかってしまいました(^▽^;)
一通りバルブのすり合わせが済んだところで、ヘッドに組み込んで言います。
1本、1本、バルブスプリングコンプレッサーをつかって組んでいきますが、この作業は結構好きな作業です^^
ブロックにヘッドガスケットを乗せ、スタッドボルトを組み込み、バルブを組み込んだヘッドを乗せて、ナットで順番通りに規定トルクまで徐々に締めこんでいきます。
ヘッドガスケットは、スタンダード品で、液状ガスケット等の塗布はしません。
ナットの締め付けが終わり、タペット、プッシュロッドを組み込んでいます。
組み込む場所は元合った通り、分解した際に記録した場所に組んでいきます。
ロッカーアームを組み付けて、中心から外へ向かって交互に規定トルクまで少しづつ締め付けます。
ディストリビューターの台座を組み込みます。
ディストリビューターのシャフトとギアとワッシャーです。
組み込む向きがありますのでお気をつけて。
形になってきましたね~
エアインジェクションパイプとマニホールド用のスタッドボルトを組み込んで
インマニとエキマニを組み込みました~
インマニの陰になっているナットがとっても締めつけにくいですね~
長ナットになっている等、考慮はされていますが、車体に搭載した状態での作業は難儀すること確実ですね。
実際、ここのナットは緩んでいましたので、しっかりと締め付けておきます。
ウォーターポンプです。
固着して全く動きません。
要交換なので、ファンクラッチを外さなきゃいけません。
ここは、一発プーリー抜きで…
外れました~^^
お次は、キャブレターです。
ゼニス、ストロンバーグの150CD4T150CD4T、オートチョーク付き。
タグの刻印はC3963、1978からのカリフォルニア仕様に搭載されたキャブレターです。
分解が楽しみですね~