ミジェット Mk-1購入計画~その1~ | かず君のブログ

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ベスパの修復も無事終わり、ここ数日はあひる隊長(Midget 1500)のエンジン組み立てに勤しんでいます。

ボディの板金・塗装をお願いしている社長さんからは、あまり急がないでと仰られているのですが、ボディの仕上がりが未だでも、ガレージの中に散乱している部品を纏めて、ガレージを空ける必要が出来たのです。

 

ガレージを空けるといえばMGFの売却。

無事にMGFは新しいオーナーさんの元へ旅立っていきましたが、MGFの売却と並行してミジェットのMk-1の購入計画を進めていました。

もっとも、最初は適当な車両探しと資金集めからで、現実的な話ではなく気長に探すつもりでいました。

 

Mk-1ともなれば、今から50年以上も昔の車なので、なかなか出物がありません。

国内ではほとんど見つけることは出来ず、あったとしても高額すぎて予算外という始末…(ノω・、)

お膝元のイギリスやメインの市場だったアメリカとなれば、そこそこ出物があり、Car and Classic.co.ukやClassic Cars uk、はたまたEbayあたりを物色すれば、それなりにヒットはしたものの、輸送費や仲介手数料を考えると、ちょっと予算オーバーかなぁって感じでした。

中には、びっくりするほどの格安の物もあるにはありましたが、錆だらけのボディでは後の費用が…

 

そんな感じで、思案する日々(それはそれで楽しいのですが^^)が続いていたのですが、ある日、オーストラリアのサイトで雰囲気の良さそうな1台が目に留まりました。

 

しかし、表示された価格は15000ドル弱!

どうかな~って思いながらも、調べていくと、オーストラリアにはRed Inspectというところが購入したいと思う自動車のチェックをしてくれるサービスをしているようで、見ていたHPサイトからも依頼が出来るようになっていました。

プロの整備士さんがチェックを行うとのことで、当然、有料のサービス(260ドル)だったのですが、ものは試しとお願いしてみることにしました。

 

HPサイトから必要事項を入力してカード決済、それから直ぐに返信があり、1両日中に派遣してくれるという迅速さ!

発注したのが水曜日の午後、翌木曜日の朝には派遣日程の確定連絡があり、翌々金曜日には報告書がメールで届きました。

 

わくわくしながら見てみると、

VIN No.はGAN1/11****で、62年式ミジェット Mk-1です。

 

次に、エンジンNo.はと…

 

(゚Ω゚;)

 

そこには…

 

Engine Number 10GCDAH1****

 

との記載が…∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

 

ってぇことは、このミジェットは、GAN1.5ってことですかい?

 

HPサイトには948ccエンジンって書いてあったのに~

 

ご存知のように、10GCで始まるエンジンは1097ccで、63年からのMk-1後期モデルGAN2から搭載されており、62年時点では9GC~がオリジナルなのです。

 

HPサイトの写真から、ステアリングとシートがオリジナルではないと判断できていましたが、まさかエンジンまでもか~っと宙を見上げること暫し…

 

売り主さん曰く、ボディカラーはオリジナルと思っているとのことですが、GAN1のグリーンはアーモンドグリーンで、確か13台しか生産されていなかった筈。

VINナンバーから判断しても、リペイントされていることは確かなようです。

 

報告書に載っていた写真から、エンジンルームやトランクルーム内は黒のようなので、もとの色はブラックだったのかもしれませんね~。

 

報告書からダッシュボードの写真です。

 

マウントニーのステアリングとウッドのシフトノブは社外品ですね。

 

シートはMk-3(GAN4)の物と)思われるものが付いています。まぁ、これはこれで貴重といえば貴重ですが…

 

よくよく見ると、スイッチの配置も変更されているようですが、これは何とかなるでしょう。

 

気になるボディの状態は、比較的良い状態のようで、致命的な錆や補修は無さそうです。

もっとも、相手はオーストラリアなので、日本のそれとは感覚的にも違うでしょうから、話は半分くらいで聞いておかなければならないでしょう。

報告書には外観や車内以外にも下回りの写真(エンジンやギアボックス、足回りにフロアパネル等)と多数の写真が載っていましたので、それらをつぶさに見て判断。また場所が南オーストラリアで気象条件から推測して、報告書の記載はまぁ当てにしても良いかなぁと推測。

 

ステアリングやシートは、後々オリジナルに戻すとして~といってもパーツ探しが大変ですが~

パーツ探しの大変さも楽しみのうちと思えるのですが、エンジンが違うのは致命的…

それに価格が15000ドル弱だと、少々お高いかな~

 

と、思いながら、Red Inspectの支払い金額をみると、予想していたよりお安いじゃないですかΣ(・ω・ノ)ノ!

 

そうです。

 

お気づきの方も多いとは思いますが

 

そう、表示価格はオーストラリアドルだったのです。

僕は、ず~っとUSドルで考えていました(^^ゞ

つまりは一気に25%程、考えていた価格が下がった訳です!

 

念のために売り主さんに表示価格が豪ドルなのか米ドルなのか確認して、ついでにエンジンとシートとステアリングとボディカラーが違うことを理由に値引きできるか問い合わせをしてみました。

 

先ずは、

I'm afraid my expressions may be rude or hard to read, because I'm not so good at English.
If there are some mistakes in English, I'd like to apologize.
と断りをいれて(といっても、この英文でも十分におかしな英文かもしれませんが、これが僕の英語力の限界です)、
問い合わせをしてみると、
 
豪ドルであることと値引き交渉に応じるとの嬉しい返答がありました~ヾ(@^(∞)^@)ノ
 
価格的には十分に予算内、エンジンの違いを「あばたもえくぼ」と思わせる次第…
もっとも、ミッジ君に始まりあひる隊長と、曰く付き車両を購入してきた身の上、このまま曰く付き車両コレクションを進めるのも良いかと、頭の中は購入の方向で一杯ですf^_^;
 
しかし、ここから先は、僕の英語力では到底進めることは出来ず、仲介業者さんにお願いすることにしました。
仲介をお願いしたのは、有名なSE**aaさん。とても親切にスピーディーに進めて頂いています。
 
先日、輸送の日程の連絡があり、今頃は太平洋の上のようです。

注:価格の桁を間違えていました〜訂正しました〜
正確には15,000ドルです。1,500ドルでは破格値ですよね(^^;;