7月に入って1週間が過ぎた。6月上旬からまだかまだかと待っていた決算書が予定通り10日に提出できると顧問税理士Rから連絡がきた。23日決算理事会の2週間前でぎりぎりだった。監事の自分が目を通して決算書類を確認し、現金残高や銀行口座残高と決算書類の数字が合っているか確認する。その上で理事長に相違ないとの意見を添えて決算理事会に監査報告する。

 

それを受けて、決算理事会は事業報告や決算書類の内容を精査し、決算を承認決議する。来年度予算書や事業計画も承認決議する。この決議によって定期総会に上程しなければならない議案が決まる。

 

今回の決算書は令和4年8月に旧従業員で元業務会計責任者だった区分所有者Fが長年あまりにも杜撰な会計処理をしていたため、令和4年12月から会計帳簿作成を引き継いでくれた税理士Rはたいへん難儀した。Rに仕事だと言ってしまえばそれまでだが、自分は本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだったし心から感謝した。

23日決算理事会開催の案内は直ちに全役員に通知された。

 

プール開放は15日(土)に迫っていた。プールの消毒や清掃、周囲の草木の剪定など準備がプール開きに間に合うよう始まった。AグループのボスAやナンバー2のB、そしてABの使い走りで理事のCが3人で剪定作業をしていた。ABは役員復帰を狙って、これ見よがしにボランティアで剪定作業をアピールすることでスタンドプレーをしていた。

4月臨時総会で孫のためにプール再開を要望しながら、その総会議案すべてにただ1人賛成していた理事候補LはABCと一緒に剪定作業を手伝っていた。LがABCに取り込まれないか気が気でなかった。

 

いよいよプール開きが明日になった。明日は女性事務職員Pに理事長と副理事長から雇止めを申し渡される日でもあった。

 

以降の話は次のブログ「マンション自主管理組合79」に譲ることにする。