今、このブログにマンション自主管理組合というタイトルのシリーズを投稿している。令和5年6月時点の内容で第72話になっている。少なくとも自分が令和7年1月末にこのマンションから引っ越して故郷大阪に戻るまで、このシリーズは続く。

 

マンションの役員は管理規約の定めにより組合員(区分所有者)でなくなった時、その役員資格を喪失する。自分もマンションの部屋を売却して、マンションから大阪へ引っ越したので、1月末に組合員でも監事でもなくなった。そして令和7年11月現在、のんきに大阪暮らしをしている。年金生活者だ。贅沢をしなければ、何とかギリギリ食っていける。それで十分。

 

さて、穏やかにのんびり暮らしているところへ前に住んでいたマンションの理事長から10月末に電話がかかってきた。大変なことが起きている。管理組合の書類作成や運営方法について知恵を貸してほしい。助言がほしい。助けてほしいと。

10月末日から先週までの2週間で4度も大阪で理事長に会うことになった。パソコンで資料作りをしたり、その書類を見ながら説明したりと1日で5時間くらい説明、提案、助言した。

 

では、何が大変なことかと言えば、監事の自分が抜けた後、監事補充が必要になり後釜にTを理事会で推薦決議をし、定期総会でこのTを選任承認をし、Tは監事に正式就任した。途端にTは監事だった自分のやりようを見ていたので、見よう見まねで同じようにやりだした。

自分は監事だったが、理事がすべきこともみんなやらないので代行した。理事のみんなはやらなくて済むので、自分に越権行為的批判はまったくなかった。それに加えて理事長から今年令和7年1月末まで管理組合運営実務について管理事務所の監督を任されていたので、誰も異議を唱えなかった。もちろん無報酬だ。

 

Tは監事の職務権限である会計及び業務監査を使い、調べ出したのは仕方なかったのだが、従業員にパワハラ的言動を行い、従業員個々の雇用契約内容、給与内訳、昇給など従業員個々の個人情報を業務上必要でないことに使い出した。職務権限を乱用し暴走し出した。

 

しかし、一旦総会で正式選任した監事は簡単に辞めてくれとはなかなか言えないし、Tが拒絶したらお手上げ。

どうしたらいいのか知恵をかしてくれと理事長からSOSがきた。

 

Ep. 2 に続く。