次はEの水道料金過請求の件だ。

 

水道料金は各部屋玄関扉横のメーターボックスの中に水道メーターがあり、毎月管理組合従業員が検針して、使用量に応じて区分所有者に請求している。管理組合は全部屋(専有部分)と共用部分のマンション全体使用料をまとめて自治体水道局に水道料金を支払う。

 

マンション大方の部屋はリゾートマンションの性質上リタイア後終の棲家として老夫婦が居住していたり、小さな部屋が多いため単身者が生活していたりと水道使用量が基本料金が大半だ。

 

その中で階下の3部屋に大量の水を落とした老夫婦が住む原因部屋の水道はそんなに使用していないのに基本料金でなく使用量による従量制料金を令和4年頃から請求していた。検針時、水道メーターが早いスピードで回るので、この夫は今年1月に管理事務所に調べてほしいと申し出ていた。

 

原因がわからないので3月の理事会の冒頭に各部屋の検針結果を整理、請求額を計算していた元支配人Eを招致して理事長、副理事長G、顧問管理士、書記Pで事情聴取した。

Eは結果として階下の3部屋に水を落とした原因が水漏れで、Eは「当時気付かず水道使用量が多くなったことは申し訳ない。それえに毎年定時総会が終われば、それ以前の水道料金関連の資料をすべて破棄していた」と発言。だから現管理事務所で調べても直近1年分くらいの資料しか残っていなかった。他の部屋にも数件そのようなにあまり使用していないのに過請求しているところも出てきた。これは原因部屋だけでなく他の過請求した部屋にも理事会で決議して、過請求分を返還することを決めることになった。続けてEは「もう一度自分で調べてみる。その結果を理事会に報告し、過請求分は管理事務所に弁償する」と返事した。

 

過去1年以上の各部屋の水道料金請求額がEが資料破棄していたため、まったくわからない。過去1年以内で過請求していたとわかった部屋数件も管理事務所は水漏れがないか調べたが、そのような心配はなかった。Eは数件の部屋の過請求1年分を弁償するといっても数万円どまりなので、そう発言したと思われる。それ以前分の水道料金資料はないのでEを追及できない。Eは現役のときから言い訳を考えていたのと実際のところ当時の会計責任者Fと組んで長年の過請求差額を懐に入れていたのではないかと疑いが生じるが、隠滅されて証拠がない。

 

結局のところ3月にEから事情を聴いていたが、3ヶ月以上経った現時点でもEが独自に調べた報告も弁償もなされていないことを自分は監事として指摘した。

 

続いて退職したEFによる区分所有者の個人情報(携帯電話番号)の持ち出しによる臨時総会多数派工作疑惑に移った。

 

以降の話は次のブログ「マンション自主管理組合71」に譲ることにする。