5月も月末に近づいていた。

従業員応募者Uともう一名の男性、そしてSの3人に採否の結果を通知しなければならない時期になっている。昨年から従業員のマネジメントに少々関わってくれて今回の求人にはGとともに中心的な役割を果たした管理士顧問にどうするのか電話を入れた。

顧問はUともう1人の男性の結果通知はもう少し延ばして、Sだけ7月末までの試採用的バイトとしての雇用契約書(労働条件通知書)を月末に交付することになり、契約書は自分が作成することになった。男性二人もいつまでも放っておく訳にいかないと顧問に言ってはみたが心配だった。

 

従業員の雇入れ問題と並行して月末数日前に女性区分所有者Vが自分に電話してきた。何事かと思えば、唯一の女性理事だったが、2月に夫の温泉浴場使用事件で理事を辞任したJがまた夫と1階温泉浴場の女風呂を一番空いている昼の時間帯に1時間くらい専有使用している。それも夫婦ともに裸になっている。管理事務所に言っても、その夫婦に注意している様子がない。Vも他の温泉浴場利用者はなぜ使えないのか改善してもらえないかと自分に苦情を訴えるので、管理士顧問の電話を教えて、そこに連絡して善処してもらうようにVに案内した。

そして自分もすぐに顧問に連絡してVから電話がかかるから対応してくれと頼んでおいた。

 

月末になった。管理組合の決算月でもある。

この日、GがSをマンションに呼んで、Gと自分は自分が作成した雇用契約書をSに交付した。試採用的バイトとしての雇用契約書だったので、PとUの引継ぎを勘案してSのバイト期間は7月末に勤務期間終了とした。そのあとSは正規職員としての契約社員に切り替える予定だった。しかしながら、バイトの雇用契約書は7月末で完全に終了すると明記してあったので、Sはその後正規職員として採用してもらえるのか不安になったようだ。

また、8月以降の正規職員としての雇用契約書は1年更新の契約社員とすると自分から説明を聞いたSは定年までの無期雇用でないことにも不安を覚えた様子で、帰ってから知人に相談したようだった。この件も知人から理事長に電話が入ることになる。

 

こうして令和5年5月は過ぎて行った。

 

以降の話は次のブログ「マンション自主管理組合56」に譲ることにする。