先ほどチャリンコで買い回りをして帰宅した。エアコンの中で水分補給もした。頭がボーっとするが、体はだるさがない。老いとは残酷で厳しい。
自分の場合、老いを感じたのは40歳代から始まった。まず髪の毛の頭頂部や前髪が薄くなりだした。今はもうつむじがなくなるほど頭頂部は禿げている。前髪もバーコード状態(笑)。
続いて近眼でメガネをかけていたが、ある日新聞や書類の字が見にくくなりだす。総じて細かい字はメガネを外さないと読めない。老眼の始まりだ。今は完全にこの状態。遠近両用メガネをしているが、あまり役に立たない。
50歳代になって人の話す声が聞き取りにくくなる。始めは自分が相手に耳を傾けてしっかりと聞いていないから、ところどころ何を言っているのかわからなくなると思っていた。そのうちに相手に何度も聞き返すようになる。聞く姿勢が悪いのかもと思い、考え事もせず集中して聞いたりしてみたが、やはり聞こえにくい。それでも耳が遠くなっていることに気付いてなかった。
テレビドラマを見ている時に役者のセリフが聞き取りにくい。テレビの音量レベルをいつしか以前よりも5メモリほど上げた状態が数年続いたことで、やっと耳が遠くなっていたのに気がついた。
歯は今のところ一番老いを感じなくて済むところ。歯の検診にいっても歯科医師や歯科衛生士から今は大丈夫とお墨付きをもらっているが、今度ブリッジなどがとれたら、一気に抜歯を含めて治療しないといけないところが出てくると言われている。
口臭は幸い胃腸が丈夫なのでないよう。加齢臭は自分ではよくわからない。特に汗のかく夏場はシャワーを浴びる。かならず体臭を消す石鹸で洗い流す。
駅の階段を上るのが億劫になった。エレベーターまでは使わない。エスカレーターがあるところは必ず使うが、階段で上るのに足がだるくてゆっくりしか上がれない。用事で疲れてその夜よく寝ても、数日は疲れが取れない。回復力がない。
瞬発力や反射神経は衰えている。ゼロコンマ何秒の判断がおそくなっている。チャリンコ運転の平衡感覚少々低下。
いくら歳より若く見えると嬉しいお世辞を言ってもらっても鏡に映る自分、写真に写る自分をみたら、自分の老いぼれ、おんぼろ、ポンコツ振りにへこんでしまう。自身で感じてしまう厳しい老いの現実。
これに加えてこの夏、つくづくと感じるのは熱中症から自分を守らなければならないのに自分の感知力や注意力が低下しだしていること。危ないがどうしようもない。
心の中はすさんでマイナス思考、否定的。そんなことではただでさえ人間的魅力がないのに生み出す力もない。よく宿命は変えられないが、運命は変えられるというけど、老いは宿命、でも健康寿命は運命で少しなら変えられるかもしれない。でも老いに負けて運命を変えれるほどの力は自分には残っていないようだ。