先月初め妹から連絡があって参議院選挙期日前投票の短期バイトをやってみればと電話があった。市の選挙管理委員会に電話でバイトがあるのかと尋ねたら、市が直接雇うのではなく派遣会社に期日前投票業務を依頼して、その派遣会社が短期バイトを雇い入れることがわかった。市の選管に今度の期日前投票業務の依頼先を聞いて自分は電話した。6月5日のことだった。

 

翌日6日に派遣会社の担当者から電話がかかってきた。9日か10日の説明会兼面接会にきてほしいということで9日午前の部を申し込んだ。時間は約2時間の予定。期日前投票業務と派遣会社の概略説明、エントリーシートへの記入、そして参加者個々に面接。

 

面接でこの業務は初めてと答える。短期バイトなのでエントリーシートには職歴不要だったが、スキル記入欄がありパソコンはワード、エクセル、アウトルックは現役で資格名を記しておいた。これが面接官の目にとまって、本当にパソコンのことを知っているのか口頭で質問をされる。資格のこと、OSのことなどなど。最低限わかっているようだと思ったのか、面接官は期日前投票業務の中で選管のパソコンを使った名簿対照業務をしてほしいと言われるので、まだ採用にもなってないので雇ってもらえるのなら、どれも初めてだけど何でもやりますと答える。

 

期日前投票期間は7月4日(金)から7月19日(土)までの16日間ある。投票時間は毎日8時半から20時なので勤務時間は昼休憩1hを除いて10時間半になる。この勤務期間、勤務時間でどれくらい来てもらえますかと聞かれる。また今回自分が来ることになったら、この派遣会社に選管から期日前投票業務の依頼が来た時、経験者として優先的に来てもらえますよと説明があった。

 

雇い主はもちろん雇い主側で勤務シフトを決めていきたいのはわかっていたけど、いつもの悪い癖が出た。「16日間休みなしでは行けない。それに勤務時間が長いからあんまり詰めた出勤は避けたい」とお願いしたら「2日来て、1日休みでシフトを考えます」と言うので、自分は「それを最大出勤日数でお願いします」と言った。また余計なことを言ってしまったと思った時には後の祭り。またやらかしたと思った。面接時はしゃべり過ぎはダメという学習能力が老いで奪われているとつくづく実感した。面接官は6月12日に採否の連絡をすると告げて面接は11時半頃終了した。

 

9日夕方、知人と夕食会をしようと約束していたレストランにバスに乗って向かっていたところ、スマホが小さく鳴った。バスも空いていたので、イアホンマイクで応答したら、午前中の面接官が「採用通知の連絡です」というので「えっ、12日じゃないのですか?」と問い返すと「いや採用させてもらいます。ついては20日頃に提出書類一式を送付しますので、送り返してください。名簿対照業務研修は7月1日と3日の午前中の2時間になります。送付書類をよく読んできてください」と言って電話は終わった。まあ、短期バイトならあっさり決まるもんだと複雑な心境だった。

 

そんなこんなで昨日1日午前中に研修に行ってきた。責任者・名簿対照業務研修でどちらもほとんどが経験者で、自分は初めてのマイノリティ、責任者(リーダー)は経験者ばかりでそれも自分と同年代の女性たち。本来なら選管職員が説明するという建前は横に置いてどうやら今回の研修もこの同じバイトのオバチャンが未経験バイトを指導するということが実態で、凄く圧を感じると同時にこのオバチャンたちがまさに仕切っていた。恐るべし、大阪のオバチャン(笑)。


人(オバチャン)が説明していたらペンを出してきてメモしてくださいとか他の男性が言われていた(笑)。触らぬ神に祟りなし戦術、何でもハイハイと従順な態度でオバチャンを立てる姿勢で臨んだら、何とかマークされずに済んだ(笑)。

 

まあ、明日も研修に楽しくいくことにするか。オバチャンはよく知っているのだから何でも教えてもらうことにしようと思う。オバチャンが群れをなした時の実態を観察することができるいい機会なので(笑)。