監事2名のうち1名は4月1日臨時総会で就任した自分だが、もう1名が4月下旬に辞任届を出した。欠格事由による即時監事資格喪失ではないので、この年に定期総会で後任が決まるまで、引き続き監事職にとどまらなければならない。

 

この監事は6年以上その職責を続けていた。この監事に就任を頼んだのはAの手下で元支配人だった旧従業員Eで、今は区分所有者でもある。自分はそのことにずっと引っ掛かっていた。臨時総会前に管理士顧問を通じて欠席委任状の議長委任や今後の毎年の決算書への署名捺印を頼んでもらった。自分はAグループがこの監事を取り込んで非協力的な動きをせぬよう先回りした。

 

しかし、この監事はAやFとたまにゴルフにいっていた。良識的な人で良かったのだが、ごたごたに巻き込まれたくないので、辞任してしまうことになった。7月の決算理事会までに後任の監事を探さなければならなくなった。

 

4月上旬に女性事務職員Qが退職を申し出ていたため、Qは7月初めまで税理士Rの事務所で決算に間に合わせるため会計ソフトに遅れていたデータ入力作業をすることになっていた。

 

自分は4月1日臨時総会で監事になるまで令和4年からずっと理事を務めていた。実際に管理組合従業員体制の立て直しに道筋をつけたのは自分だったが、あまりにも従業員労務を詳細に管理していくのが大変なのに理事みんなは労務がわからないせいか誰も関わろうとしなかった。

唯一、令和4年秋退職しようとしたQを慰留したのが、副理事長Gと管理士顧問だった。自分は遅かれ早かれまた退職を申し出てくると思っていたが異を唱えなかった。そうしたら半年後の今、結局Qは退職することになった。

 

この頃、Qの退職原因となったPの言動に対する処置、Qの退職意思が固かったため補充をどうするかの方向性をきめるため、マンション外のある場所に役員が集まって話し合いがもたれた。参加役員は理事長、副理事長G、理事D、理事H、監事の自分、管理士顧問。

 

会合で管理士顧問はQの代わりに労務会計に長けた女性事務員Sを知人から紹介してもらえる。だからQの後任が心配ないから次の5月理事会で認めてほしい。Pの代わりに従業員責任者にもなってもらえるという。それを受けて会合参加者は了承した。補充の目途がついたからと入社手順をどうするかということは誰も気づかない、触れない。この時自分は放っておいた。どこまで自分は1人誰も気づかないことを気にしながら、やらなければならないのかと思って。

 

そしてPについて議論された。理事長宛てに2月に昼勤務営繕従業員M、清掃パート、夜勤従業員2名からPの言葉遣いが悪く一緒に仕事していくことが困難という申述書4通を理事長から提示された。その中心にいた被害者がQだった。しかし、この時点ではPに対する処置は議論されず、そのまま見守ることになる。代わりがいないからだ。Pは自分からみれば仕事はよくできた。管理事務所にいるPはAグループから嫌われてよく攻撃を受けていた。

 

以降の話は次のブログ「マンション自主管理組合37」に譲ることにする。