令和5年4月1日午前9時、Aが管理事務所に臨時総会の議長を務める理事長に渡してほしいと質問状をもってきた。

 

質問状の内容はまず前文にマンションを安心安全快適にするため区分所有者有志でマンションを良くする会を立ち上げた。3月末までに約20名に会員が入会し、今後も会の趣旨に賛同してもらい参加を募っていきたい。差し当たって今日の臨時総会でマンションを良くする会のメンバーから出た意見を取りまとめて、Aが代表して7つの質問をする。質問内容はすべてこの半年間支出した1,500円から20万円くらいの備品消耗品について理事会の承認があるのかだった。この質問状の内容はAを含めて5人の会員連名で署名している。

署名人はA、B、女性区分所有者K、男性区分所有者N、年輩女性区分所有者の5人だった。

 

ABCは理事会未承認で昨年9月にドアノブシリンダーを交換強行した責めを問われてAは辞めた。BはAの子分になったFに理事資格がないと通報されたのにAに自分のせいだと吹き込まれて自分を逆恨み。Cも大先輩の理事Bを首にしたのは自分と報告した上にドアノブシリンダー交換の実行者として理事を辞めようとしたのに、Aにそそのかされて管理事務所を騙し討ちにして辞任届を取り戻し辞任を撤回、Aの子分に完全に成り下がる。

すべての質問はAが小山の大将としてしたことを役員から全否定され悔しさのあまり仕返しするために理事会の矛盾点を指摘攻撃するためにAが1人で考え抜いたものだった。マンションを良くする会20名の会員の意見など聞いてはいない。

 

Aは管理事務所に質問状をもってきた時、質問時間をとってほしいと申し入れしていた。

理事長、副理事長GIの二人、管理士顧問の4人で協議して認めることにした。管理士顧問は一度Aたち反対派に言いたいことを言わせてガス抜きすれば少しは収まるし反対派の考えていることもわかるという意見だった。でも管理士顧問の仏心も仇になって管理士顧問に返ってくることになる。

 

普通、総会は会議の目的を示して招集されているので議案から逸れた質疑応答、意見表明、動議は一切認められない。自分はそんな原則から外れたことを認めるのは絶対反対だった。一度認めたら前は認めてくれたのにと必ず次の総会でもそういうに決まっている。副理事長Gはマンションを良くする会結成自体が分裂含みの分派活動になる。本当に良くする気があるなら理事会と1つになって理事会に協力すればいいことなのに、そうでないのは単なるAの妨害仕返し活動に過ぎないという。

 

総会開会30分前になった。管理事務所の従業員が総会場所の40名ほど入るマンションの会議室にいる自分のところにやってきて、事務所に電話が頻繁に入って出席予定が欠席になったり、欠席が出席になったり集計が混乱している。またそろそろ会議室入り口で出席者の点呼を取る時間になったと知らせてきた。

 

総会15分前になった。自分は上座の役員席にすわっていた。まだ他の役員は誰も会議室に来ていなかった。そこへAが区分所有者一番乗りで会議室に入ってきた。Aがいきなり自分に「こらー、〇◇(自分の名字を呼び捨て)!おまえ陰でわしの悪口言ってるのか!」というので「何もAさんの悪口なんか言ってません。それより何でAさんに呼び捨てにされるのですか?呼び捨てにされる理由はないでしょう!」と言い返す。「それなら〇◇君にする」というので、本当はさん付けで呼ばなあかんやろと思いながら黙っていた。Aは不意打ちで自分をあからさまに挑発していた。

 

12~13分前に役員が次々入ってきた。全役員が10分前に揃った時は区分所有者も続々と入ってきていた。Bは入って来るなり区分所有者席の机の位置が役員から遠すぎるとクレームをつける。役員も含めてみんなで机の配置を変える。

 

開会まで5分切っていた。Aに反対者を増やせと操られていたOが欠席議長委任に集計していた区分所有者を連れてくる。一転この区分所有者は反対に回る。横から囁かれて。

 

午前10時になった。議長である理事長が臨時総会の開会宣言をした。そこへ1人出欠票提出がない集計外の区分所有者が飛び込み出席した。

 

開会宣言後、すぐに資格審査に入ったが従業員が開会15分前時点の集計結果での発表となった。定足数や議決が微妙な数字なら問題になるところだが、後で微修正の数字を発表するということで資格審査は成立した。

 

続いて理事長が挨拶をした。挨拶直後、ついにAが口火をきった。Aはマンションを良くする会を代表して質問すると議案そっちのけで独演会を始めた。これからのAの質問に対し徹底審議を望むと言い放った。この総会がきっかけでAを勢いづけてしまうことになり味をしめたAは調子に乗り出すことになる。

 

この後、自分は集団で個人攻撃を受ける。通常なら1~1時間半で終わる総会がこの総会は3時間45分かかることになる。Aが役員を困らせるために徹底審議の名のもとにいわゆる牛歩戦術をとる。総会議案そっちのけでAの質問の徹底審議とはバカげている。

 

以降の話は次のブログ「マンション自主管理組合27」に譲ることにする。