万博ID登録、チケット購入、来場日時予約、パビリオン入館予約のお手伝いするために大阪府下の大型商業施設の一角に1週間設置している。自宅近隣の大型商業施設にそのサポートデスクがやってきた。今日が3日目、昼に横を通った。来月も来る。
自分は初日と昨日2日目行って購入予約を手伝ってもらった。自分でできそうだったが、一番わかりにくいというか困ると思ったのはアプリ操作中に前に進まなくなったり、1つのメニューで何ができるのか、どこまでやらないといけないのかわからなくなることだった。
万博アプリは高度で多機能だ。ID登録によるテロ防止などセキュリティー強化、入場券転売防止、万博事務処理省人化などの目的があるように思う。
1億総スマホ時代といってもこんなにも複雑なアプリは高齢者とってはあまりにも酷だ。
3日とも見ていて気づいたが、訪れているのは50歳以上と思われる1人で来る男性や女性、夫婦連れ、グループばかりでまさに高齢者ばかりが困っているということが見て取れる。万博に行きたくても行けない。サポートデスクが近所に出張設置されても、スタッフが1組に対応する時間が30分以上かかる。となると待ち時間が相当かかる。これでは高齢あるいは年輩の来場者はなかなか増えない。いくらサポートデスクチームを何十組と作って府下全域の大型商業施設に展開させてもしれている。
このアプリの目的はわかるが、高齢又は年輩のスマホエンドユーザーに配慮したアプリ作りができなかったのかと思う。現状のアプリの目的を見ていると主催者側の論理に立っていて高齢又は年輩の立場の視点が抜け落ちている。来場者が伸び悩む原因の1つになっている。
万博来場サポートデスクを府下全域に出張設置しなければならないこと自体が万博アプリは厄介であると証明しているようなもので、このサポートデスクが微増する高齢又は年輩の来場者数のボトルネックともいえる。
万博の流通の一番の川下にいる高齢又は年輩者への応対に限って言えば万博は流通において落第点だ。1億総スマホ時代といっても押し付けて意識を変えて学習させるのではなく、莫大なアプリ作成料をもらって優秀なプログラミング会社は優秀なプログラマーを使って万博アプリを作ったのだから高齢又は年輩のエンドユーザーでも使えるアプリを作るのが腕の見せ所ではないかと思う。
日本は未だに流通や物流を軽視するキライがある。米騒動と同じだ。