理事会が終わって数日後、Oが外泊先から朝帰宅したら、また玄関ドアのカギが開いていたと管理事務所に警戒しているのかと苦情を言いに来た。夜勤巡回員も日勤従業員も不審者は見かけなかったとこれまでと同様の返事をしたら、ブツブツ不平を言って帰っていった。
3月17日に4月1日臨時総会の案内が全区分所有者に発送された。内容は 案内状、出欠票兼委任状及び議決権行使書、総会議案書、返信用封筒だ。20日までに全区分所有者に到着する。
議決権行使書は管理士顧問の勧めで理事会が承認し、管理組合発足以来はじめて使用することになった。これまでの総会は出欠兼委任状ハガキを使用していた。出欠票と議決権行使書は返信用封筒に入れて事務所に返すことになる。これをAグループは悪用することになる。
そして議案書だが、第1号議案は共用部分全電灯LED交換工事。第2号議案は役員異動1括承認の件(自分が理事を辞任し監事に就任が中心)。第3号議案が浄化槽全マンホール交換工事。
早ければ18日にも返信用封筒で出欠票兼委任状と議決権行使が返ってくるので、管理事務所は集計明細表作成の準備を終えていた。自分とDは理事なので1日交替で返信用封筒の開封と集計に立ち会った。
18日朝8時頃から1時間ほどゴルフの打球練習していたAのところにEFが何やら封筒を持って近づいていくのが見える。5分ほど立ち話をしてEFは去っていく。
翌日も朝8時すぎに打球をしているAのところにEFがまた大きな封筒をもって来ていた。臨時総会前日の朝まで毎日続くことになる。
この日昼間近くのスーパーからマンションに向かって歩いていたら、後ろから車に乗ったOに呼び止められた。車から降りてきたOは自分に男性従業員の悪口を言いまくった。この男性従業員PはAグループで現理事のCと仲が良い。しかしOとCは犬猿の仲でCが大嫌いだからCは理事を辞めさせてPを解雇しろという。役員はよっぽどの理由がない限り解任決議案を総会上程できない。また理事会がきちんと雇用契約書を交わして勤務している従業員は首にはできないと突っぱねた。事の道理を説明してもわかろうともわかりもしないので無駄だとわかっていたが、キチンと説明した。
そんなに言うなら色々一緒に活動しているAに相談してみたらどうか。AならCに辞任届を書けって指示できるし、Cは言うこと聞くと思うよと言ったら、Aに言うのは怖いといってあきらめ気味になる。内心OもCと同じでAの操り人形だと思った。1時間も立ち話をしたらOは車でマンションのほうへ帰っていった。
翌20日早朝、事件は起きる。自分がまだ部屋で朝ごはんの片付けをしていたら管理事務所から電話がかかる。Oが朝親戚宅から帰ってきたら、また玄関ドアのカギが開いていたと怒鳴り込んできた。もうOの不審者騒動は5回目だ。Aが1月半ばに追いかけたといっている不審者騒動も入れたら2ヶ月で6件も起きている。管理事務所はOが打球をしているAに相談しにいったら、理事の自分に解決してもらえとAに言われたといっていると。それを聞いてピンときた。Aは自分を困らせてやろうとこちらに振ってきているんだと。
110番して警察にきてもらって判断してもらってとOへの伝言を管理事務所に頼んだ。Oは管理事務所から110番通報した。警察が飛んできたが、事件性がないということで帰ってしまった。大ウソつきのOはAにそそのかされて不審者騒動を5回ともでっち上げたと思っている。自作自演の狂言だった。AにとってはOを使って不審者騒動を起こすことが必要だった。もう見え見えだった。
以降の話は次のブログ「マンション自主管理組合24」に譲ることにする。