自分は高齢者だ。無職の年金生活者だ。

 

体を少し動かすのは健康にいい、働くことは気持ちに張りができていい、あくせく働くことはしたくないが、生活の足しになればいいとそれだけで職種を気にせず企業の求人募集に応募している。もっと言えば同居の高齢の母を介助しなければならないこともある。

 

しかし就活をし始めて自分がそれだけでいいと思う理由は求人企業からすれば、自分はわがまま勝手なことを言っているのか、わからなくなってしまう。自分は週の勤務日数、出勤した時の勤務時間帯と勤務時間、軽作業を応募の判断基準にしている。求人企業は募集要項をパートタイムにしていても人手不足から広く応募者が集まるようにするため、結局フルタイムあるいは企業の勤務シフトに合う人材の募集を考えているように感じるところもある。

 

この年齢になると、自分は気負うことなく卑下することもなく、現状を素直に受け入れ、目立たず穏やかにのんびりと楽しく、そしてほどほど淡々と生きていきたいというを夢を持ち続けたい。

自分を気遣ってくれる、信頼してくれる人にたくさん感謝して、ゆるゆると暮らしていきたい。

 

だから、就活は片意地はらず自分を大きく見せず、ささやかな夢を諦めないことが判断基準だ。