26日、ハローワーク紹介の求人企業にハローワーク紹介状、履歴書、職務経歴書の応募書類を普通郵便で郵送した。郵便局によれば28日に着くとのことだった。求人票には書類選考結果は書類到着後1週間以内に結果通知、書類1次選考通過の場合面接の2次選考、面接後1週間以内に採否の結果通知となっている。
ところが応募書類が到着した28日午前に求人企業から自分に書類選考は通過したので都合が良ければ翌29日午後に面接に来てくれと連絡が来た。「ええーっ!自分の履歴書や職務経歴書を本当に見ましたか??」と口走りそうになった。応募書類が28日午前に着いてすぐに自分に連絡があったのだから驚くのも当然といいたい。ということはその企業は面接ですべて判断するつもりだなと思った。
ということで昨日の午後、面接に行ってきた。事務所の小さな一室に通され、総務課長と採用の担当者2名が自分を面接した。二人の前には自分の履歴書と職務経歴書のコピーが置かれていた。質問は総務課長がすべてした。
まず職歴の中で辞めた企業の退職理由を聞かせてほしいといわれ簡単に説明した。
次に応募書類に出ていない項目として現在の健康状態について通院の有無、通院があるなら病名、服薬の有無と薬名など徹底的に確認された。障害者手帳交付の再申請中も含め治療中のものはすべて正直に答えた。面接者が自分の健康状態にこだわったのは自分が高齢者であること、それからこれは自分の想像だが、この企業が求人せざるを得なくなったのは同じような年齢の前任者が病気を理由に退職したのではと思われた。
そして勤務シフトの確認である。あくまでも基本的にシフトは企業側で組んで、それに従って勤務できるかという確認で大丈夫ですと答えた。もし採用になった場合、研修方法はOJTで行うとのことだった。
「履歴書作成2(5月21日投稿)」で記したが、高齢者である自分の希望は健康のために体を軽く動かすこと、働けば結果として気持ちに張りができること、あくせく働きたくないが多少生活の足しになることただそれだけだった。自分の履歴書や職務経歴書をキチンと事前に見て、細かく聞いてくれる総務課長の真摯な態度には好感が持てたが、この企業がパートに求める業務と自分が希望する勤務の在り方に少し乖離がありミスマッチしているように感じた。
自分からも勤務時の服装やロッカーがあるかなど些細な質問をした。もう終わりかなと思ったら総務課長から自分の職務経歴書に記していたお客様苦情処理責任者というのは顧客にどんな対応していたのかと質問された。40年近く前のことなのであまり覚えていないし、現在に通用するかわからないが、当時の自分流の極意の一端を総務課長に話しした。
6月5日までの1週間以内に採否の結果通知すると告げられ、面接は終わった。開始から35分経過していた。深々とご挨拶してその場を辞した。
自分はここ数年、40歳の長男と37歳の長女に忠告されていたことがある。面接成功の秘訣が2つある。1つ、笑顔を絶やさない。もう1つ、相手の質問に手短に答えて余計なことを話さない、しゃべり過ぎない。老いては子に従えだ。
今回も面接前に思い出していた。しかし面接が終わって思い出してみれば、笑顔?? わかっていても証明写真でもブスッとしかいつも写せない。手短に答えずしゃべりすぎていないか?? 日頃話し相手がいないから自分のことを聞いてくれれば、面接だということを忘れどんどん話したくなる。結局どちらも間違いなくできていない(笑)。
言い訳をするが、同居の高齢の母はもう自分の相手はできない。自分にはそばにとか、たまに会ってとか、よく電話でとか世間話、自分のことの相談、相手のことなど聞いたり話したりする話し相手がいない。こんな状況が長く続いて今それが孤独感という弱点になってきている。寂しがりやは惨めだ。やはり寂しさを紛らわせてくれる飲み屋に行くしかないと思っている。
自分の採否の予想は不採用7、採用3という感触だ。不採用なら理由は一番健康状態、二番しゃべり過ぎという面接態度だと思う。正式な結果通知をもちろん待つが、万が一採用となっても辞退しようと思っている。